日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

無収穫

2020年08月21日 | 生活・ニュース

 これから秋に向かうと果物の季節になる。子どものころは家々の畑や庭に柿、栗、無花果、枇杷などの木が植えられ、季節になると今とは違いおやつ代わりにした。庭で草抜きしているおばさんに断って柿などは遊びの途中で口にした。そんなとき「ケガをしんさんなよ」と声を掛けられた。

 よく通る裏通りに高いブッロク塀がある。色つき始めたザクロが塀の上から通る人を見おろしている。これは欲しくても手が届かない。というより、このザクロは生ったまま終焉を向かえている。毎年生るが毎年収穫された様子はなく、無収穫が続く。ザクロは好みがあり、あの強い酸味は誰でも好きではないようだ。

 こうした無収穫はザクロに限らず、庭に植えられた家庭用の果物には多い。柿や枇杷はその代表のように歩くと見かける。鳥もやってこないのか熟して道路を汚す。自らもぎ取らなくても店頭には美味そうに並べて買われるのを待っているそれを求めれば済む。柿は翌年のために一つ残しておけという祖母の「木守柿」など今は風化している。

 辞書によると収穫は「農作物のとりいれ」の意だが、転じて一般に得たものや成果をいうそうだ。それに通ずるかどうか、中国では種子の多いことからザクロは子孫繁栄の象徴とされ結婚式の祝宴には使われたという。急速な人口減少に苦慮する日本、無収穫では自然に申し訳ないことになる。
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お役ご免

2020年08月20日 | 生活・ニュース

 その昔になるが古老から聞いた話。暑さが尋常でないない夏はあのいやな蚊が少ないという。科学的根拠があってか否かは知らないが、昔の話しゆえ経験から言えるのだろう。そのころは蚊帳や蚊取り線香、乾かしたミカンの皮を燻ぶらせて刺されないようにしたのだろう、と思う。

 最近は吊り下げるだけで虫が来ない、そんなCMに誘われ何個か軒下や入り口に使ってみた。我が家ではCMほどの効果を感じなかった。数年前「蚊っとばし」という「静電気を利用して虫を簡単に退治できる画期的な商品」を知人のブログで知り購入した。形はテニスラケットそっくり、ガットは3層で中心に金属ネットが張ってある。グリップのボタンを押すと通電し蚊をとらえる。これは確かな手ごたえがあった。

 猛烈な暑さになる前、噴霧型の殺虫剤は避けてみようと旧来の渦巻型の蚊取り線香を玄関前で使ってみた。すると、どこからやって来るのか門扉あたりを飛び交っていた蚊が2、3日したら大幅に減、そのうち姿を見せなくなった。しばらく続けるとすっかり現れなくなり、家の周囲からも遠ざかった。ここ2週間ほどは蚊取り線香の使用なしだが蚊は来ない。

 古老の話しの猛烈な暑さで蚊が来ないのか、蚊取り線香の効果で来なくなったのか、どちらか分からないが、「蚊っとばし」はいつでも使用できるように備えていたが今年は出番がなかった。大の人間が熱中症に罹る暑さ、ぶんぶんという虫なので「蚊」という字になったというが、虫らは熱中症には罹らないのだろうか。
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値下げに?

2020年08月19日 | 生活・ニュース

 「暑い」を禁句にして声に出せば100円なり、それを集めて飲み代の足し、そんな遊びもあったと思い出しながら、今夏の暑さでは誰も寄ってこないだろうと思う。熱中症に罹る人も多い。車を運転するとエアコンを使わないと運転出来ない。先日、乗用車の屋根の温度測定の映像を観ていたら70℃を指していた。

 エアコンを効かせれば燃費は下がるがこの季節、使わないわけにはいかない。今月初めに「申し訳ありませんが明日からガソリン4円/L値上げします」とGSからメールが淀板。盆の需要を見越した値上げかなと思ったが、高速道の交通量はこの期待を裏切っていた。そんなわけでもないだろうが5月中旬から続いていたガソリン値上げが止まりそうという。

 無理な追い越しや急発進運転などは安全もあるが燃費のためにもするなということもあり、出来るだけ心掛けて運転している。私の給油は平均すれば2カ月に1度、ガソリン価格をそれほど気にしないが、値下げは定額収入生活を続ける身には嬉しい。

 JAFの資料にガソリンは2重課税とある。ガソリン税が含まれた給油金額に消費税が課せられている。経済を回すためには動かないといけないという。そのためにもガソリン価格の値下げは消費者にとってはうれしい。14週ぶりの値下げということだが、GSの経営は厳しいといわれているが、さていくら下がるのか楽しみだ。
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せみ時雨

2020年08月18日 | 生活・ニュース

 1学期の続きで2学期の始業式は改めて、とか、2学期の始業式と各校まちまちだが多くの地区で夏休みが終わった。登校する児童らの顔はマスク越しだが元気で友達に会えることを喜んでいるように感じる。夏休みが1週間という小学校もあったと報じられていた。インタビューでは短さを愚痴る子どもはなくみんな状況をよく把握していると思った。

 市内の公立学校の夏休みは今月1日からの3週間、ほかより1週間遅れの来週月曜から登校が始まる。子ども盆踊り、氏神様の祇園祭り、錦帯橋花火大会、子ども会行事などみんな新型コロナウイルスの感染防止で中止となり元気な子どもの声に接しなかったが、来週からは声が聞こえることを楽しみにしている。

 猛烈な暑さということに合わせコロナ感染の恐怖もあってか、休み中の運動場で元気な子どもらの姿をほとんど見かけなかった。そんなこともあり梅雨明けからは運動場が白く塗装された広場の様でひっそりしており、まるで感覚を失っているのではと思いながら見ている。こんな運動場に1番乗りするのはだれだろう。

 学校周囲の大小の樹木からは、子どもらはいなくてもセミの鳴き声は途切れることなく聞こえる。それは「留守番してるぞ」だったり、「コロナよ早く飛んでいけ」という子どもの願い、いや全世代の代弁のようにも聞こえる。虫取り網をもってかけていく男の子を見た。今日の絵日記に何と書くのだろうか。
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日陰がいい

2020年08月17日 | 自然 季節

 コロナと合わせ熱中症への注意喚起が続く。今日も午前中に40度超えを記録したところがある。午前中、所用で歩数にして6千歩あまり歩いた。気温は30度超えたくらいだが湿度が下がっており、蒸し暑くなかったのは幸いだった。3蜜になるところではマスク着用で通した。

 夏の昆虫代表例の一つセミ、彼らは暑さに強いのか弱いのか、どっちらだろう。昨日の朝と今朝、セミが庭に2匹死んでいて、今朝の一つには蟻が集まり始めていた。木に止まって鳴くセミは茂った葉陰と決まっている。地上に姿を見せるまで7年間土中で過ごすといわれるから、熱暑のこの時期の日差しは苦手なのかもしれない。

 こんな幼いこと思いついたのは、電柱に止まっているセミが日の当たらない側に止まっているのを見てのこと。陰側とその反対の温度は、手観測であるが陰側が低い。人の常識的には当たり前だが、セミは本能で分かっているのだろうか。ジッとして飛び立つ様子もないので撮ってから私が去った。

 6千歩歩く、人は右というが家や植樹などで日陰になった側を歩く。日傘は直射の温度を2度か3度下げる効果があるという。日影もそのくらいの効果があるように感じるがどうだろう。高いブロック塀からザクロの実が見下ろしている。まもなくザクロは旬の時期、暑さもそろそろ弱まってくれるだろう。
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夏、暑さの表し方

2020年08月16日 | 生活・ニュース

 今日の朝刊の紙面紹介欄、「暑さ避け水分補給を」の見出し、続けて「うだるような高温が続く中国地方、16日も気温上昇の予想」とあり関連記事が続く。タイミングよく「汗をかくから水を飲むのか、水を飲むから汗をかくのか」、これは知人の書き込み、このちぐはぐで分かりにくい禅問答に、しかっかり給水を、と答えにならない返信をした。

 午前中に40度を超えたところもあるという。どのくらい暑いかを書く時に猛暑はよく使う。ほかにどんな表現があるだろうか。あるある、「炎暑、酷暑、極暑、激暑、厳暑、大暑、盛暑」などが連なる。「はなはだしい暑さ、ひどく暑い、非常に暑い、はげしい暑さ、きびしい暑さ、厳しい暑さ、暑さのはなはだしいこと」の意がある。使い分けるには文学的才能がいりそうだ。

 ほかにも暑熱、炎熱、酷熱、向暑など日本語の豊富な表現方法に感じ入る。気象庁予報官は「命の危険がある暑さ」とも表現している。それは何度か分からないがこれは今はやりの「アラート」で発信してほしい。暦的には残暑の時期、一週間もすれば処暑になるが、予報では猛暑がしばらく続く。
 
 我が家のこんな暑さ対策の一つがゴーヤのジュース。いただいたゴーヤをスライスして冷凍保存。ミキサーに冷凍ゴーヤ、牛乳やリンゴ、バナナなどを加えて作る。冷凍ゴーヤに冷たくした果物なので飲みごろの冷たさで出来上がる。ゴーヤの苦みが少し残るくらいがエネルギー補給した感じになる。 コロナと暑さへ気を引き締めて過ごしている。
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終戦の日に思う

2020年08月15日 | 社会 政治
 
 終戦から75年、戦没者追悼式が行われた。開戦は1941(昭和16)年12月8日。その発端となった真珠湾攻撃を命ずる「ニイタカヤマノボレ1208」という開戦の暗号電文が、連合艦隊旗艦の戦艦長門から発信された。それは広島湾に面するここ岩国の沖合にある柱島周辺だったという。この海域には多くの艦船が停泊し柱島泊地といわれた。

 戦後が何十年も過ぎたころ、瀬戸内海にある柱島とその周辺の小さな島々が爆撃で被害を受けた話を聞いたとき、何でという思いがした。しかし、柱島泊地といわれる日本海軍の重要な地域であったことを知たっとき、島民の皆さんには申し訳ないが狙われた理由に納得した。戦艦大和もこの拍地を通過し南方へ向かったのではなかろうか。

 先日、終戦の特別番組で語られていたことが気になる。私はその方を存じ上げないが「戦争が悪い」というだけで、戦争がいかにも自然現象のような発言をされていた。戦争は悪い、しかし、台風のように自然の力で発生するものではない。そこには何らかの原因がもととなり、人間が介在して起きると思う。善い戦争はないが、悪い戦争を起こさせないで防ぐのは人間の力しかない。

 ニイタカヤマ(新高山)は日本が台湾を統治していた時代に富士山より高い山(3952㍍)ということで名付けたという。統治や植民地という時代は過ぎたが、戦の火種は地球上には多くある。武器で世界の平和や安泰を語るのではなく、武器を捨てて平和を創造するよう世界の為政者に望む。
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あたりまえ

2020年08月14日 | 生活・ニュース

 朝から「猛暑、猛暑」とTV登場の人らは口をそろえる。気象情報がそれを追っかけるように最高気温が35度超えの猛暑地点は全国で何か所と科学的裏付けを与える。一方で国は「黒い雨判決」については新しい科学的証拠はないと、被爆者には猛暑の追い打ちをかけている。

 盆のこの日、杖をつき涼しそうな帽子を冠った高齢の女性、墓に参られる様子だった。その方を追い越すとき「お暑うご座います」と声を掛けた。しっかりした元気な声で「夏じゃけえあたりまえいね」と返され、いらぬ声掛けをしたかなと思いながら先に進んだ。すれ違いの挨拶のつもりだったが、まだ猛暑の日差しにはなっていなかった。

 気温35度超えは珍しくない、連日40度に迫る気温が各地で観測されている。「夏じゃけえあたりまえ」といえばそれまでだが、夏にしても最近の気温の高さは異常気象のせいではなかろうか。熱中症予防について報道されるが、熱中症患者の救急搬送の状況、梅雨明け前の数倍の発生件数という数には驚く。

 夏日は25度超え、真夏日は30度超え、猛暑日は35度超え、熱帯夜は最低気温が25度以上、これが気温で表す暑さの区分。40度超えは超猛暑日、こんな新領域も考慮しないと暑さを言い表せなくなっている。暑さの気象的説明はいろんな映像で学ばせてくれるが、これを気象的に撤退させる方策はないのだろうか。予報士の皆さんに期待する。
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故人が選んだ演歌

2020年08月13日 | 生活・ニュース

 ある亡くなられた方の精進落としの席、静かに食事が始まったところで部屋に演歌が流れ始めた。何かの間違い、出席している人は思った。その時遺族から説明があった。亡くなるひと月くらい前に病床で演歌が聞きたいと希望し、そして数曲の希望が出たという。CDを探し聞かせた。いま流れているのは故人がリクエストした曲という。

 その曲はどれも私には「ど演歌」といわれる部類で、現役時代よく聞かされ手拍子を添えたような曲ばかりだった。故人はこんな曲を好んでいたのか、聞きながら、そういえば改めて人柄を思い出されるような人生を歌ったものだった。

 私と同じ音痴で困っているという相談に「一人で練習、体が曲を覚える」「自分の音域を知ろう」の二つが回答してあった。私は通勤の車で、気に入った演歌を音量を下げてBGM風に流していた。いつの間にか、演歌を口ずさめるようになっていた。聞き放題が功を奏した。こうして何曲か覚えたなかの一曲が選ばれた中にあった。

 気に入った演歌を集め自作のCDを何枚か作り通勤のお伴にしていた。リタイヤして20年、CDは残している。そんなCDに助けられ何曲かの持ち歌ができたことは秘かな喜びだった。今はどうだろう、すっかり歌えない昔に戻っている。そんな演歌、私の精進落としのころに口ずさめる人があるだろうか。
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お盆前

2020年08月12日 | 生活・ニュース

 新型コロナウイルス感染拡大防止策として、報道の世論調査ではお盆帰省を見送る人が70%後半から80%と多い。諸事情から帰省する人も細心の注意を払って行動されている。国のキャンペーンを支持しないという世論調査とも一致している。35年前のあの御巣鷹山の日航機事故現場への慰霊登山も関係者に絞られたという。

 帰省しないという報道に関連して増えたのは代行墓参り。墓掃除に献花など一連の作業を代行する企業が増えたようだ。狭い知識ではシルバー人材センターの人たちが代行されていた。知人の一人からその苦労話を聞いたが、故郷の墓を思う人の心を汲むと、流れる汗や代価の多少を超えて手を合わせるという。今年は代行の様子が映像で届くという。

 すべてが「ほったらかす」「ほったらかした」わけでなく事情があるのだろうが、我が家の墓がある墓地の続きで、子どもころに見ていた墓が次第に見えなくなり、荒れた竹林に変わっている。弔う縁者がどうして途絶えたの知る由もないが、似たような墓がちらほら見れれる。墓じまい、いつかは心掛けねばならない事だろう。

 何組かの墓掃除の人と出会う。毎年見ていたこととの違いは孫と一緒の人はなく私と同年配くらいの人ばかり。帰省見送りやコロナ敬遠での同道なしだろう。多くの墓で新しい花が飾られ墓地全体が華やいだ感じに変わっている。明日からは参る人も増えよう、子どもらの声が増えると眠っている人らは喜ばれるだろう。
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