東北南部まで梅雨明け、残るは東北北部だけになった。7日から10日余り遅い梅雨明け、8月7日の立秋を過ぎると梅雨明け宣言は発せられないのが気象庁のお決まりらしい。秋になって梅雨明けはなじまないのだろうが、過去には複数回あったという。待ってましたとばかり台風が沖縄の南から東シナ海へ向かうとか。
こんな気象の中でFBやブログに、稲の生育の様子が載っている。それは、何とか梅雨をしのいだ、水没を免れた、穂が見え始めたと喜びの内容に、読むほうもほっとする。一方では、水害から1カ月、やっと道路が復旧しこれから家周りの片付けという地域もある。ターンしたカメラの先に稲田は見えない。
根性物語は今の社会にはなじまないとされる。一方、根性があったから復活したり立ち直れたと思う事例には賞賛とエールを送る。道沿いの道路と壁の境界に生きている1本の花、折れて倒れたが、花はそこから曲がって上に伸びている。家を出る前に映像で見た水害の後片付けする高齢者の「頑張るだけです」という短い言葉と重なった。
首相は8月入りを機にアベノマスクに別れを告げられたのか、今朝の紙面、しっかりした布製でサイズはアベノマスクより大きいマスク使用の首相を写真入りで報じている。鼻から顎にかけて覆われていて紙面の写真を見るほうもほっとした。これで行動も答弁もたやすくなったのではなかろうか。コロナで折れ曲がっている庶民の生活、社会の状況をどう立て直すか性根をすえて取り組んで欲しい。