師走に訪れた思わぬ雪景色、国指定の名勝・錦帯橋はローカルTVでは欠かせないネタ、冷たい川風の吹く中での撮影を見せてもらった。観光大使ではないが、アマ写真家もブログなどでしっかりと岩国を紹介されている。こうした発信者の行動力は観光立地を標榜する自治体にとっては大きな助けになっているだろう。
今季初積雪の写真をFBに載せた。その中の1枚、子ども時代の竹製の30センチの物差しを雪に差し込み積雪を示す写真について、「何と懐かしい」というだけの短いメールが届いた。発信者は私と同年配の人。
今、児童生徒らが使用する物差しは樹脂製だろう。竹製のそれなんて大方の家から姿を消しているかもしれない、と思うがなぜか処分できずに机の引き出しに、樹脂製と同居している。昔ながらの竹製なれば、雪に差し込んでも目盛りがしっかり読める。畳職人も長い竹製の物を今でも使っている。和裁にも使われているのだろうか。
物差しを樹脂から竹製に変えたら、里山を困らせる竹林の拡大歯止めにいささかかの寄与が適うのではなかろうか。物差しにはそれなりの製作基準があるとか。日常生活に使っていた竹製品の多くが樹脂に変わった。竹は身近に豊富にある、これの利用が適えば自然再生の一助にならないだろうか。