日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

竹の物差し

2014年12月21日 | 生活・ニュース


 師走に訪れた思わぬ雪景色、国指定の名勝・錦帯橋はローカルTVでは欠かせないネタ、冷たい川風の吹く中での撮影を見せてもらった。観光大使ではないが、アマ写真家もブログなどでしっかりと岩国を紹介されている。こうした発信者の行動力は観光立地を標榜する自治体にとっては大きな助けになっているだろう。

 今季初積雪の写真をFBに載せた。その中の1枚、子ども時代の竹製の30センチの物差しを雪に差し込み積雪を示す写真について、「何と懐かしい」というだけの短いメールが届いた。発信者は私と同年配の人。

 今、児童生徒らが使用する物差しは樹脂製だろう。竹製のそれなんて大方の家から姿を消しているかもしれない、と思うがなぜか処分できずに机の引き出しに、樹脂製と同居している。昔ながらの竹製なれば、雪に差し込んでも目盛りがしっかり読める。畳職人も長い竹製の物を今でも使っている。和裁にも使われているのだろうか。

 物差しを樹脂から竹製に変えたら、里山を困らせる竹林の拡大歯止めにいささかかの寄与が適うのではなかろうか。物差しにはそれなりの製作基準があるとか。日常生活に使っていた竹製品の多くが樹脂に変わった。竹は身近に豊富にある、これの利用が適えば自然再生の一助にならないだろうか。 
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個人情報

2014年12月20日 | 生活・ニュース


 長年に渡り社会に貢献したとして秋の叙勲を受けた人。何カ月か前、関係役所から叙勲申請の通知を受けていた。ただ、決定し公表されるまでは口外しないように、と求めらそれを守った。

 ところが、公表近くなったがその決定の知らせも受けていなのに、祝賀会や返礼品などに関する豪華なカタログが届き初める。祝宴会場の予約問い合わせも入る。当該家族はただ驚くばかり。そのうち報道関係者からインタビューの申し込みがあり、受賞決定だと分かる。

 あれだけ個人情報については厳しく言われているのに、関係役所だけしか知りえないはずの受賞者名、住所、電話番号などが関係するような業者に伝わっているというのは、何か解せないと疑問をもつ。受賞したその方へ役所から決定の正式通知が届いたのは公表から何日か過ぎていたようだ。

 受賞を目的に活動したわけではないただの市井の人、それを顕彰することに異議はない。ただ、豪華なカタログが決定通知や公表より先に届くシステムは異常ではなかろうか。これは、受章された家族から聞いた内容に個人の考えを足しています。
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どこから

2014年12月19日 | 自然 季節


 車庫の屋根に積もった雪が解け始める。そこを滑り落ちていく速度は気怠るさそうなほどゆっくり、いや、名残を惜しんでそうしているのかもしれない。

 しばらくして見上げたらモミジの葉が1枚、雪と一緒に滑っている。小学唱歌の「木の葉」を思い出した。
    ♪ 何処から来たのか 飛んで来た木の葉 くるくるまはつて 蜘蛛の巣にかかり 
         風に吹かれて ひらひらすれば 蜘蛛は虫かと 寄って来る

 モミジは散ったものと思いこんでいたが、唱歌にあるように「何処からきたの」と問えるものなら問うてみたい。何処かに残っていた1枚のモミジが雪を運ぶ風にのって一緒に飛んできて、蜘蛛の巣ならぬ車庫の屋根にとどまった。

 子どもの手のような赤色の1枚の葉、雪の白さとのコントラストは詩情豊かなら何か創れそうに見えるが、残念ながら適わない。ここで生涯を終えるモミジ、思わぬ秋の名残を見せてくれてありがとう。
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今季初の積雪

2014年12月18日 | 自然 季節


 北海道から九州にまで日本列島を15本いやそれ以上の等圧線が縦縞に走る。その中心は北海道上空に居座る気圧948ヘクトパスカル(hPa)というから台風並みの強さの低気圧。爆弾低気圧、と呼ぶらしいが、その下で暮らす人らの苦労は大変だ。自然のこととはいえ少し考えてよ、といいたくなる。「雪降るな」と神様に頼むしかないか、インタビューに答えた高齢男性の目に疲れを感じた。

 昨日の朝5時ころ新聞を取りに玄関を出るとブロック塀に雪が3センチくらい積もっている。すでに道には何本かのタイヤの跡が黒い線となって交叉していた。冷たい風に流される雪がLEDの街灯に照らされては向こうの暗闇へ消えていく。突然、猫が駆け抜けた。こんな朝に寒さに弱いという猫が、何かあったのだろう。

 冷たい風で思い出す。3交替勤務は雪が降ろうが風が強くて冷たかろうが、台風の最中でも昼夜を問わず出勤する。出勤しないと前勤者は帰宅できない。雪の日の夜勤への出勤は特に足を重く感じた。すでに過ぎ去ったことだが、「日本産業を下支えするため」などと喫煙所で話ながら慰めあったりした。交替勤務手当の高額さに曳かれたことも事実だった。

 猫といえば、猫のひたいほどの我が家の庭にも積雪、手入れが行き届いていなくても一様に白化粧してくれる。化粧とは美しく見えるようにすることを実感する。県都へ出かける予定は急遽キャンセル、庭に小鳥でも来ないかと待ち受けたが待ちぼうけに終わった。一夜明け、屋根に積もった雪が滑り落ちる。向かいの寺の本堂の屋根からの滑り落ちる様は量も早さも壮観と思いながらも、雪害の怖さを想像させる。
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思い出温か まき生活

2014年12月17日 | エッセイサロン
2014年12月17日 中国新聞「広場」掲載


(まきを販売している店は今もあります)

 陶芸家が窯でたくまき作りに何日も費やし、それを積み上げた時の喜びをつづった文章を読んだ。ふと、家庭燃料が木材だった頃、軒下に積まれたまきが、冬前になると一段と高くなっていたことを思い出した。

 伐採で用材にならなかった木や間伐材、雑木などを近所で共同購入し、それらを各家庭でまきにした。

 まきは、ご飯を炊き風呂を沸かす燃料に。おき火は消しつぼで炭に変わる。その炭は、しちりんで煮炊きをし、火鉢で暖を取りながらやかんでお湯を沸かす。

 松の落ち葉と小枝は、かまどでのたき付け用に使った。燃え尽きて残った灰は、畑に肥料としてまいて野菜を育てる手助けとなった。

 まきがプロパンガスに替わったのは、昭和30年代前半。父はまき作りから解放されたことを喜んでいた。それとともに国内産の木材は利用が減り、山は荒廃していった。

 木を使いこなしていた頃には戻れない。そう思いながらも、エネルギーの多様化に木材復活はないのか、と考える。 

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孫への新聞

2014年12月16日 | 生活・ニュース


 京都に住む孫、年末年始の帰省がでないという。旅費がないのか、と爺心を出すがそうではないという。とにかく孫の生活が学校一筋で帰省時間の捻出が難しいと嫁の説明。学校のホームページの年間計画を見ると、詳しい状況は分からないが、確かにそんな感じにとれる。今の苦労が先々での糧になる、そんなひとり言を口ずさみながら、今年最後の孫新聞を作る。

 孫新聞の作成は14年目に入り今月は163号。季刊のつもりでスタートした小さな新聞、作り始めると面白く月刊になり今に続いている。この間、新聞ローカル面で2度ほど紹介され、いい記念として掲載紙は大事に保存している。

 孫から見れば祖父母から一方的に送られてくる岩国の様子。そんな新聞だがファイルを繰ると幼児、園児、児童そして生徒へと成長する過程の一端を、記録といえるほどの物ではないが思いだせる。小学校卒業、中学校卒業とその都度に休刊を思ったが高校に入っても続いている。けどいつかは休刊を迎えるが、その時は少しかっこよく引退したいものだが、まだ思いつかい。

 24日は孫の誕生日。小さいころは誕生とクリスマスを重ねたプレゼントの希望が届いていた。カタカナ名のそれを探し回るのも楽しい年末恒例の家事の一つだった。学年が進むと玩具やゲームソフトは次第に卒業した。先日のCMで、10年以上前に贈った飯事の玩具が流れていた。日本らしさを感じる伝統の遊び道具の根強さ知り喜んだ。

14時30分、大雪、風雪、雷、波浪、乾燥の各注意報が出た。今夜はあれるか。
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赤いバラ

2014年12月15日 | 社会 政治

 総選挙が終わった。結果は報道の世論調査を追認した形になった。喜んだり悔しがったり落胆したりする人間ドラマを映像は容赦なく映し出す。毎回の選挙で似たような形式でしか伝える方法はないのか、とチャンネルを回す。回した先も類似同型の映像が流れる。うちの局ならではの報道はないのだろうか。そんななか、選挙前に報道してくれたら投票先を考える参考になったのに、今になってでは遅い情報もある。

 今回も「国民のために、国民を幸せに、国民を守るため・・・」という声や文字が躍ったし、候補からもくどいほど発していた。国民とは「国を構成する人」のこと、毎回、期待するが期待にたがわずという感想はこれまで記憶していない。「選挙の時だけの口約束」とはよく言われるが、いったことすら記憶していないのかと勘繰りたくなることが多い。

 政党の開票本部に並んだ候補者名、当選すると名前の上部に赤いバラが付けられ当選したことを表す、どの党も選挙法に定めがあるかのように行っている。バラには「繁栄と栄える」という意味があると教えられている。当選者にふさわしい意味を込めた花が表示されるのはそれなりに意味がある。

 では、なぜ赤なのだろう、単に目立つからか、いや、そうではなかろう。赤には注意せよという意味がある。転じて議員として法の順守や言動はもとより社会一般の常識に恥じることをするな、そんな戒めを示している。赤の意味を間違えなければ、選挙のたびに「国民」を繰り返さなくても有権者から評価される。さて、次の総選挙で赤いバラを守りとおしたという議員は幾人だろうか。
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そら豆の芽

2014年12月14日 | 自然 季節

 
 午前5時前、新聞を取りに出る。雪が「ちらっ、ちらっ」と降っている。そよそよ吹く風をいつもより冷たいと感じる。今日は月1度の仲間との農園作業予定日。農園のある盆地は県内でも最低気温ランキングに入るくらい寒い地域、雪化粧は見たいが農園には降ってほしくないなど思いながら新聞を開く。午前5時3分、「大雪注意報解除」の市の防災メールが入り雪の心配も解除する。

 防獣ネットの周囲はイノシシが思いのままに餌探しのために掘りかえしているが、内側はうっすらと雪化粧していて、先月までの雑草の茂った姿は消えている。大根などを収穫、すこし凍みた土が抜かせまいとすこし抵抗する。まっすぐに育った白い大根の太さと重さに歓声が上がる。葉についた雪などお構いなしに大根を抜く。

 そら豆は、莢(さや)が空に向いてつくから「そら豆」と教わりながら先月植えた。そのそら豆のがうっすら積もった雪の間から「しっかりした良い芽」をのぞかせている。えんどうにそら豆は食べ過ぎるとおなかを壊す、子どものころに節をつけて唄った。食べ過ぎるなという戒めの諺だろうが、美味いそら豆の収穫も楽しみだ。

 今日は何の日、討ち入りの日。忠臣蔵は、元禄14(1701)年3月14日、江戸城殿中松の廊下で赤穂藩主・浅野内匠頭が高家・吉良上野介に刃傷に及んだ。浅野は即刻切腹、吉良はお咎めなしが赤穂藩士の不服となる。発端から紆余曲折1年余、元禄15(1703)年の雪の未明、赤穂の四十七士が吉良邸へ討ち入りその首級を上あげる。忠臣蔵を暗唱しているかのような祖母から何度も聞かされた。
祖母の忠臣蔵好きは、我が家の家紋が浅野家と同じ「丸に違い鷹の羽」から来ているのだろうか。
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入手困難

2014年12月13日 | 生活・ニュース


 カレンダーが入手しにくい、こんな現象は2008年9月のリーマンショック以降のように思う。リーマンショックは米国のサブプライムローンの破綻が引き金になり、世界的金融危機を招いたことは記憶にある。住宅融資制度の日米の違いを知ったのはこの世が不景気になってからだった。

 近くの商店から配られるカレンダー、好意を無にしてはいけないと受け取っていた頃もある。配っていた会社、会社とはいえ多くは少し大きな個人商店のたぐいだから、不況だ恐慌だといえばもろに波風を受けてカレンダー配布は途絶えた。ある店主に尋ねたら「カレンダーは1部千円かそれ以上する。とても配れる体力はない」と戻ってきたことを覚えている。

 現役のころを思い出す。納品企業を中心に各種カレンダーや企業手帳が段ボール箱に重なるように入っていた。気にいったものを自由にお使いください、職場親睦会の幹事は処分に苦慮していた。そんな経験から「カレンダーを購入する」ということは経験してこなかった。だから、最近はカレンダーのもらえる所はどこ、と師走になると思う。

 夫婦そろって年々物忘れや記憶力の低下が進む。そこで欲しいのは、いつ何がある、何日の何時の約束、予約の日時などなど記入できる日付の欄に空白のある月単位のカレンダー。予定が入ったらすぐに書き込むことにしている。書き込むことを忘れるまではまだ達していないので、しばらくはカレンダーが必要だ。来年は運転免許証の更新、後期高齢者の適性検査がある。「今日は何日」そんな内容の設問もあるとか。そのためにもカレンダーはいる。
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12年目の未

2014年12月12日 | 生活・ニュース


 日本郵便の年賀状の「引き受け」は15日から。単に受け取るというのでなく「責任をもって受け持つ」というJPの強い意志の表れで安心して出せる。これはRさんの書かれた文章の一部分を借りたものです。年賀はがきの「受け付け」と思いこんでいたが正しくは「引き受け」だったことをこの年になって始めて教えられた。元旦に届くよう例年通りパソコンで準備している。

 春にプリンターを買い替えた。長年使っているメーカーの何代目かになる。各所見ていると何か違う。給紙がトレー方式一本になっている。その訳を聞くと「多くのお客様の声でこのようになりました」と若い店員。一目で使い勝手の悪さ感じる。並んでいる他の製品も給紙はトレーから。家庭用電気製品の販売と修理していた知人が「メーカーは違っても部品はほとんどが共通、だから地方の小売店でも修理ができる」そんなことを言っていた。

 旧式のプリンターはトレーと後方給紙の2系統あった。ハガキなら後方に30枚くらいセットし印刷開始、印刷が進めば適当に補給できた。だから、トラブルさえ無ければ連続して印刷できる。ところが「お客様の声」という新製品は、トレーが空になれば一旦印刷は中止、補充して再スタート、これはどう考えても不合理だ。プリンターは高い位置に置いて使用するのが普通だ。だから後ろ給紙は不便、パソコン通の人が解説してくれた。指定通りに使うしかない。

 12年前、2003年の年賀はがきの干支のデザインは未がマフラーの編み物をしている。それから12年の歳月が過ぎマフラーが完成し首に巻いている。帽子と手袋も編み終えた(組み番号の横のイラスト)デザインになった。年賀はがきの発行枚数は減っている。このデザインで歯止めがかかればいいのだが。
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