日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

5年間で3回

2014年12月01日 | しっちょる岩国


 昨日、11月30日に第3回岩国検定を実施し一夜明け月が変わって師走。気持ちのゆとりからか、この1年余の活動の総括は「充実した楽しい時間だった」と短い言葉でまとまる。はたから眺めると、素人の有志が集まって「ご当地検定」をするなど滑稽に思えたかもしれないが、目的を持ったすごくまじめな集団として楽しかった。その基はいいメンバーに恵まれたことだ。

 何度も書いたが、毎回の検定に当たってはマンネリ化しない工夫をしながら活動した。そんなかなで設問だけの問題にしない、問題の中からも、答えの周辺にまつわる知見が得られる、これは当実行委員会のアイディアで、受験者の方から大変な好評を受けた。毎回、検定終了の感想で「新たな学習項目が見つけられた」という声をかけてもらえて喜んだ。

 委員会を立ち上げて5年、大組織のように毎年の検定実施は出来なかったが5年間で3回は身の丈にあった検定回数だったと自負できる。この間、受験者から要望も強く委員会も必要と感じた参考テキストを発行した。この発行が素人集団ながら以後の活動への大きな自信につながった。今後は折々の改訂をしながら内容の充実を話しあっている。3回目の検定に当たって、テキスト本のCDを発行、関東在住の方からも注文をいただき驚いた。

 立身出世を目指して故郷を旅立ち何事もなし得ないで帰ってきたとこの心境を描いた国木田独歩の「河霧」、吉川広嘉の病気治療に招かれ錦帯橋架橋のヒントをくれた僧「独立」、日本相撲協会理事長として組織改革を進めた岩国出身の誇るべき元関取「魁傑」、276年間不落を誇った錦帯橋がキジア台風で流失したがその台風襲来は「昭和25年」(何れも「 」が正解)、などは9割近くの受験者が正解だった。観光岩国を足腰から強くするのは、対外PRも欠かせないが、市民の関心を高め協力を得ることが先決ではないか、回答を分析しながら思っている。
コメント
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