日々のことを徒然に

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仏 花

2022年12月14日 | 生活・ニュース

 コロナ禍で、コロナ感染ではなく入院さしている人が例え父母でも夫や妻、子どもであっても病室での見舞いはできなかった。入院している人が親戚や知人であればなおさら硬い一線が引かれていた。葬儀は感染対策を施した中での家族葬で、棺の窓から見える顔に手を合わせるしかなかった。知人の逝去は、家族葬で済ませたという遅れての知らせで知るしかなかった。

 私も簡単な手術で入院したが、入院手続きまでのコロナに関する医療関係者の気の使い方に驚いた。病棟とは離れた部屋でPCR検査、結果が出るまでの待機時間、移動もできず椅子に座って待つだけ、コロナの感染阻止を思えば当然だったかもしれない。私の場合は結果オーライで済んだ。

 昨年、コロナではなかったが入院中に亡くなった親戚二人の家族葬に参列した。今年は3回忌、どちらも自宅で親族だけの集いだった。娘さんたちが中心で準備されたというが、祭壇や周りに供えられた仏花は八十路の概念を大きく超えた斬新なことに驚きながら、時代の移り変わりを知った。

 仏花は仏壇やお墓に供える花で、菊を中心にしたものを供えている。我が家の仏花は白、黄、紫、赤、ピンクなどが多い。回忌のつとめが終わり辞するとき「お花を」ということで大きな飾りをもらった。亡くなった人は豪華ではないが庶民的な花がいつも庭に咲いていたことを思い出し、娘さんらの心遣いに熱いものを感じた。

 (今日の575) 仏花にも世代交代教えられ
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