日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

食の住み処

2022年04月09日 | エッセイサロン
2022年04月09日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 「頂いた蛸の滑りと汚れを落とす。吸盤の力がだんだん衰えていく。人の残酷さを感じる。感謝していただかなきゃあ」。これは知人の書いた一文。知人の優しい心根と蛸の姿を思いながら、こうした生き物と会話できたらどんなだろうと思いついた。
 「これが我らの定めです」と答えてくれることを期待しながら、食することへの感謝の思いを伝える。これは人間の勝手で都合良い行為でしかない。
 地球温暖化という汚染で生き物の生息を脅かしている。食として求めるからには、彼らの住みよい環境を整えなければ。

 (今日の575) 食材に気持つたえて頂こう
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