中学生の時から利用している市の図書館が徒歩5分の近くにある。変遷があって今は中心的図書館の役目は新しく出来た中央図書館へ移った。その便利な近くの図書館が建て替えと決まり、3年後に完成する。ということで車で15分かかる中央図書館を利用することになった。
今朝、図書館へ向かおうと車のエンジンを始動したら「今日は図書館の日です」と車が教えてくれた。タイミングの良さに苦笑しながら、3回目になる図書館へ向かた。通いなれていた図書館と雰囲気は全く違い、まだ慣れていないこともあり、確認しながら本探しをしている。予約しておけばいいが、昔から本を買うにも借りるにも目で確かめてからの習慣がデジタル時代になっても抜けていない。
書架に並んだ中から目的の本を探す。文庫本の書架は数段あり、最上段は顔の高さくらいで捜し良い。しかし最下段は、しゃがみ膝をつき床に頭をつけるくらいにしないと背表紙が確認できない。それは最下段が床から単行本の2/3ほどの高さしかない。若い人はともかく、高齢者には難儀難行の姿勢になり、ゆっくり本探しは出来ない。開館以来なのだろうか。こんな事を思うのは私だけなのかもしれないが。
改善策になるかどうか、せめて最下段には貸し出し用の本は置かない、その代り上段を1段高くする、ということは出来ないだろうか。建て替わる図書館ではそうだったし、他都市の図書館の写真を見てもそんな配慮が見られる。誰でも無料で本を借りることができ、その情報が外部に洩れないという公共施設は有難い。利用者の声を運営に活かして欲しい。
(今日の575) 図書館の閲覧室は高齢者