日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

タケノコは

2022年04月10日 | 自然 季節

 竹の成長は早い。良く知られた杉や檜などは、建築用材とするためには数十年以上も人が管理しながら育てる。「子や孫のために植林する」と林業を副業とする人の話しを聞いたことがある。その人は「車を買うにはそこの木を3本切れば買える」、そんな景気の時代もあった。

 それに比べ竹の成長力や繁茂力は杉などに比べれば驚異的で、ちょっと管理を怠れば周囲にはびこり隣り近所に大きな迷惑をかける。子供のころに駆け回った杉の山が、今は竹に占拠され竹林に代わっている。竹は和を感じさせるが、最近は使途が減った。昔の家には土壁があり、それを支えたのは竹で編んだ木舞だった。隙間のないほど繁茂した竹林を目にする。

 そんなことを思いながらもこの季節には「タケノコ」を求める。今年は多いという人と不作の両方の声が聞こえる。先日、茹でてあるのですぐ調理できるタケノコを2本貰った。穂が地表にのぞいてすぐに掘られたと分かる。というのは、何年間も出勤前にタケノコ堀を経験していたから。 

 今日は、月1度の仲間との農園作業の日。畑の側にわずかな広さだが竹が茂っている。作業が終わってそこへ足を踏み入れる。このためにバチ鍬が準備してあり、鍬に恥をかかせなくて済んだ。撮影後にさらに2本収穫。根っこの赤小豆色の粒々が柔らかさを教える。

 (今日の575) 皮剥がれ茹でて煮られて食べられる
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