日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ほとりの雑草刈り

2020年11月16日 | 地域

 公共施設建設のためとして用地買収にあってから40年近くになるだろうか。用地買収とはこんな風に一方的に実施するのか、そう思った話はまたの機会にしよう。そこは南向きの段々畑でおよそ一反強の広さがあり、我が家の貴重な野菜つくりの場所だった。幾本かの孟宗竹もありタケノコで旬を味わい、法面の梅の木からは実を収穫していた。

 段々畑ということで法面がある。それは斜面を縦に削り落とし、強制的に段差としたもので高さは背丈ほどだった。南向きということで日当たりは申し分なく、年中雑草が茂っていた。そのお陰だろう、1度もそこが崩れたことはなかった。と言って伸び放題には出来ない。畝の乾きを抑えたいとき、野鳥のいたずら防止などの用があるときなどに鎌で刈り、飼った雑草を活用していた。

 菜園趣味の人が「畑のほとりの雑草がきれいな畑の作物はよく育つ」と話していた。散歩していても耕作放棄されたと思われる畑や菜園が増え、雑草畑に姿を変えたところも多い。最近はそうした畑などが宅地に衣替えする例が増えている。歩きながら雑草が伸び放題になると、そろそろ宅地かな、そう思って見るようになった。

 そうした雑草が手入れされると見違えるように変わる。ある施設の敷地と道路の境界の法面、それは100㍍以上もありそうだが、見事に刈り取られ、法面は温かそうな秋の日差しを浴びている光景は、他人の私が見ても気持ちいい。施設従業員の手によるものだろうが、刈り取られた雑草はどこに運ばれたのだろう。
コメント (2)
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