日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

アマチュア無線家

2020年11月17日 | 地域

 テレビの「ポツンと一軒家」という番組で、探し当てたその家に数本の鉄塔が建っていた。その主はアマチュア無線が趣味で鉄塔は自分で建てたという。元電気関係の仕事に携わっていたこともあってか、無線に関する実に多くの設備が並んでいた。今も無線は現役で放送の中で豪州との交信場面が流された。今の時代に、と思うが愛好家はいる。

 しかし、アマチュア無線の愛好家は減少したと話すのは、かって無線を趣味とした知人で近くの山頂から電波を飛ばしていたことを懐かしむ。そんな無線を便利、そう思ったことが何十年か前に実感した。隣家から市会議員に立候補、よく存じている人でもあり応援した。開票の日、各候補は開票状況を事務所に伝える方法は電話、今と違い公衆電話か黒電話しかない。票数をメモして確保してある電話まで走っていた。

 ところが応援した候補は、趣味のアマチュア無線を使って開票状況を事務所へ連絡した。それで発表される票数は間を置かず事務所へ届くということになる。スマホを利用する今と同じ連絡だが、無線には物々しい仕度がついて回っていた。今は個人でもライブ映像で速報できる。しかし、大災害でインフラが途絶えた時はアマチュア無線の出番という。

 数少なくなったアマチュア無線用のアンテナを散歩のときに見上げている。受発信の様子は見えないが、地球の裏側にも声が届いているのかも、そう思うと青空に向けて立っているだけではない何かしら大きな力を備えているように見える。世の中は5Gという電波が世界を席巻しようとしている。でもこうした無線は途絶えないようにと何故か思う。
コメント
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