日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

日本酒度

2019年03月10日 | 生活・ニュース

 岩国駅前中央アーケード街で「第8回麻里布酒祭」が開かれた。ぜひご参加をというチラシには、岩国の5つの蔵元の地酒と、地元食材を使った料理が味わえるとあった。最近は「昔の賑わいが戻ったかと勘違いする」ほどごった返す人出という。その昔、昼夜を問わず華やいだアーケードは市のシンボル地域だった。

 私的に日本酒はぐい飲み一杯くらいを美味いと感じる程度の日本酒党。味については辛口か甘口か程度しかわからない。味の好みは飲む人味わう人それぞれぞれで異なる。日本酒大好きの知人は「有名だから美味い酒とは限らない」と言い切る。好みの日本酒を見つけるのは並大抵のことではないのだろう。

 甘口・辛口は「日本酒度」という尺度で表すことを知った。糖分の多少を比重で表し、水の比重より重い酒(糖分が多く甘い)はマイナス、軽い酒(糖分が低く辛口)はプラスとなる。+1.4~-1.5は中辛、+3.5以上を辛口、-3.5以下が甘口とある。アルコール度もあり日本酒度通りではないという注記がある。わしは辛口が性に合う。

 日本酒を味わうとき大切なのは冷酒から燗まで幅のある温度。温度が高くなるほど香りや味は強くなるそうなので、日本酒党は試して欲しい。燗の指定で「ぬる燗」「人肌燗」「熱燗」というが、昔の人は「雪冷え(5度)」から「飛び切り熱燗(55度以上)」まで10段階くらいの表現があったという。洋酒の無い時代、日本人がいかに生活のなかで日本酒を味わい楽しんだかが伺える。身近な日本酒、自分なりの一杯探しもいいかもしれない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする