日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

霧のとばり

2019年03月06日 | 陶芸

 結成から12年になる「ゆう・游・陶芸クラブ」、平均年齢は後期高齢者に達したが月2回の創作を楽しんでいる。その楽しみ方や創作熱は会員それぞれが持ち合わせた形で消化しているが、誰にも気兼や遠慮しないことが共通項だろう。

 今年度も最終月になった。雨の中各自昼食持ちで参加する。弁当はスーパーあり、コンビニあり、手づくりと各人各様だが気にする者はいない。創作中も結構話し声は聞こえるが、弁当を開くと一段と賑やかになる。ちょっと情報交換の場にもなる。弁当を食べるのは海抜500㍍にある施設の3階、絶景の瀬戸内海を見下す場所にある。

 食堂から、1年に何度か四国の石鎚山が見える。会員に美展で市長賞を獲得した人がいる。何か月もカメラ持参で石鎚山の撮ると頑張っているが、月2回では写真に撮れる機会は少ない、今回の山頂は予報通り濃霧、瀬戸内海どころか、目の前が見通せない、施設はすっぽり霧に包まれていてる。これもまた良いものだ。

 霧は本質的には雲と同じで空気中の水蒸気が凝結し水の粒となったもの。こういうと趣が薄れるようだが、四囲を霧に囲まれたことを霧襖や霧の帳と表現するそうだ。霧は演歌でも良く歌われ、人の気持ちを物静か伝えるが侘しさも持ち合わせている。裕次郎の一節を思い出し写した数枚の霧の写真を観ている。
コメント (2)
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