日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

大気不安定

2018年08月28日 | 自然 季節

 大気不安定が原因で、全国で落雷や短時間大雨警報、洪水や竜巻注意報が出される。それもゲリラのように現れて去っていく。TV映像でみるとそのすさまじさは、子どもころに経験した夕立の何倍も威力を感じる。幸いかなそのような状況に遭遇していない。そんな大気不安定の小型版を目にしたので実況風に書いてみる。

 小高い位置にある建物の7階から外を眺めていた。左手の遠くに見える岩国城を見ていると視界に黒い雲が現れた。それは、映像で見る嵐を予感させる雲に似ている。見るまに窓の正面にも広がる。正面の遠方には稲妻が何本も発生し地面に達しているように見える、落雷だろうか。左奥に見えていた岩国城は白くかすみ見えなくなった、雨の降っている境目が分る。

 風が吹き始めた。それを合図のように窓に叩きつける雨が降り始めた。遠くは白っぽくてかなりの雨足ということが分かる。目の下の通路も冠水まではいかないが、車は水しぶきをあげて走る。雨量的にはかなりと思いながら見ている。黒い雲は右に流れていき20分ほどで雨が上がった。岩国城が再び見え始めた。少しすると、右側の山の端に虹がかかった。

 黒い雲の通り過ぎたあとにはすっきりした青空、真っ白な入道雲が陽に輝いている。黙って外を見つめていた女性が「いいうるいじゃった」と大荒れにならなかった安ど感からだろう通り雨を喜んでいる。私も同じことを思っていた。外に出ると少し気温が下がった感じがする。しかし、周囲の山の端には入道雲が列を成していて帰りを急いだ。
コメント
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