日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

火星大接近

2018年08月02日 | 自然 季節

 「火星、地球大接近」という新聞やTVの報道に踊らされて午後8時過ぎに2階の窓を開ける。火星はいつもより明るくなっているが、この時期はひときわ明るく大きく見えるとある。夜空の月と金星は何度か観察したが火星は初めて、7月31日、暗くなった南東の空を観察すると、少し明るい星がさほど高くない位置に見える。

 月は何度か撮ったことを思い深くも考えずカメラを向けたがあまりの小さな姿に驚く。思えば地球と月の距離は38万4千㌔、火星とのそれは5759万㌔、およそ150倍の遠い宇宙にある。素人が使うカメラで狙う方が無謀かもしれないと気づく。三脚まで準備している、即撤収は思いとどまり何度かシャッターを押す。月のようには撮れない。

 隣の2階の灯りを目印に肉眼の夜景を撮る。確認すると埃ではない小さな小さな白い点が写っている。位置方向からして火星と信じ、何回かズームしシャッターを押す。対象が遠く過ぎてカメラのほんのわずかな動きで液晶から火星は消え闇空に変わる。それでも赤みがかった丸い星は確認でき、初めての火星観察とした。報道では、肉眼でも見えるが、望遠鏡を使えば火星表面の模様や極冠も観察できるという。

 観察した記録としてブログに残したいが写真がない。思いついたのは肉眼の夜景と火星の赤い姿を合わせて1枚にする。火星は約2年2カ月ごとに近づくが距離は毎回異なるそうだ。今回と同じように接近するのはなんと17年後の9月、そうゆう意味で今回は記念になる猛暑の宵のひと時だった。 
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