日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

古財の利用

2015年09月05日 | 生活・ニュース


 「5S]、職場環境の維持改善策に用いられたスローガン。定期的に職場内を見直し、気持ち良く働ける職場作りに努めるとともに、安全な職場作りへのモラル向上を図ることに寄与した。5Sは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」をローマ字で書いたときの頭文字から来ている。その内容は特別に目を見張るようなものではないが、5Sを管理手法として取り組むと、それぞれを個々に行うより一段上の効果が得られる。

 その中の整理、説明はいろいろあるが、これは「必要なものと不要なものを分け、不要なものは捨てる」こと。何だ断捨離のことか、と早とちりされては困る。整頓は置き場所、置き方を決め必要なものがすぐに取り出せる。清掃は常に掃除し汚れのない状態にする。清潔は3つの良い状態を維持する。躾はこうして決め事を実行し習慣づける。断捨離を繰り返している方の参考になれば幸いだ。

 アルミ缶、瓶や新聞に雑誌など、資源として再利用できる物を行政では「資源回収品」として特定の日に収集している。決められた分類に仕分けして出す。段ボール箱など畳んでまとめているが結構な場所を占めるが、持ち出した後は物置を広く感じる。廃品といわずに「こざい」という。訊ねると「古財」と書き、その意味は字の通りという。

 解体した古民家からは現在では非常に入手しにくい木材が得られる。再利用できない木材は薪となって陶芸窯の燃料になる。端切れは手芸用の材料になる。断捨離に少々抵抗があっても断捨利なら救われるかもしれない。捨てるでなく使えないかと丁寧に片づけをする。ふと昔のことを思い出す物がある。これも財だろう。

 
コメント (2)
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