明日は第3回岩国検定試験の日。有志で実行委員会を立ち上げ5年、隔年で検定試験を実施してきた。それはご当地検定がブームのころ、有志、それも素人の集団が行うことに多少の戸惑いを感じたのは発足当初だけ。「岩国の歴史・文化・自然などの魅力を市内外の人によくしってもらい、市民には岩国に愛着と誇りを持ってもらいたい」という気持ちが検定作業へ打ち込ませていった。
各地のご当地検定は、自治体やそれに類する公共団体が企画し実行されている。悲しいかなその動きは見られず素人の有志で始めたご当地検定だった。発足の主旨は地元各紙で報道され、関東在の新聞にも大きな紙面扱いで載り、在京の地元出身者に喜ばれた。ただ、事情把握不十分で誤解による異論もあったが、結果は多くの人に喜んでもらえた。
第1回試験の反省としてテキストが必要、受験された多くの方からも要望が届いた。そこは有志の会、稟議書など不要「よっしゃ作ろう」のリーダーのひと声で始まる。着手して1年余、A5版カラー印刷120頁余のテキスト「いわくに通になろう」が完成した。自己評価以上の書評は地元紙の「いわくに紹介の宝石のような1冊。記者として知っているつもりの岩国に多くの発見があった」。
テキストの再発行は有志の会では困難。そこでテキストのCD版を発行、喜んでもらえた。試験準備は終わった。ひとつ心配なのは天気、週半ばころの予報よりは好転しているが夜が明けてみないと分からない。受験申し込み者は高齢者も多い。雨が降らず暖かいことを願っている。5年目のゴールはそこまで来た。