日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

手作りリーフレット

2014年11月14日 | しっちょる岩国
 

 

 あっぱれちびっ子ガイド 2

 岩国小学校6年生が、校区内の横山地区にある観光施設を紹介する「ちびっ子ガイド」に取り組み、その成果を観光客の前で学習発表をした。地域の歴史や文化に触れる学習として10年以上続いているという。揃いのTシャツに手書きの校名とイラストのユニホームは小学生らしくてよかった。

 ガイドするに当たって学習結果をいろんな様式で訴える資料を工夫して作っている。模造紙を何枚もつなぎ合わせた巻物スタイル、大切な項目は単独模造紙1枚、手作りの事物大の白ヘビを登場させるなど凝ったものもある。児童ら手書きのリーフレットはガイド5カ所で配られた。これは参考だけでなく、岩国検定の資料と一緒にファイルしておく。

 香川家長屋門のイラストは仲間部屋、武道場、馬屋そして茶室の位置が図示されている。岩国城の自然石を使った石垣の絵は写真では表現できない力強いタッチで描いている。錦帯橋では、使用木材の種類とその使用面積や昔の錦帯橋の呼び名、旧目加田家では仁平葺の詳しい説明、白ヘビのオスとメスの見分け方の図示などなど、上手く出来ている。とにかく手書きがいい。

 終戦直後にこの小学校に入学した。その時代には誰も思いつかなかった学習内容だろう。向学一辺倒でない学習効果は子どもらの進路にいい効果を与えると思う。郷土の歴史や文化や伝統を学ぶことは、ともすると時代遅れ的という言葉も聞くがそうだろうか。今、大きな自然災害防止対策の一項目として、その地の歴史から学ぶことが多いと指摘される。ちびっ子たち、さらに広い視野で郷土の発展に力となって欲しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする