2014年11月09日 中国新聞「広場」掲載
江戸時代から踊り継がれてきた岩国城下の盆踊りに「小糠踊(こぬかおどり)」がある。
太鼓の調子に合わせ、ゆったりした優雅な踊りで、昔は錦帯橋近くの路地踊りとして、夏の夜にあちこちで踊られていた。
今は保存会の皆さんが引き継ぎ、盆踊り会場でしか見られなくなっている。「社会の変化で伝承が難しくなった」と、保存会長も将来を危惧している。
踊りを復活させ城下町を盛り上げたい、と町おこしグループの呼び掛けで応援隊が結成され、踊り体験会が開かれたので見学した。
踊りを懐かしむ高齢者に交じって、小学生の子連れが多いことに先々の明るさを感じた。
「差し手引く手、出る足引く足」。踊りの基本が保存会員の指導で進む。練習の輪が何周かすると、手足がそろい踊りになる。
世話人の「来年の夏に路地踊りをよみがえらせたい」という思いはかないそうだ。
路地に太鼓の音が響くことを楽しみに待っている。
江戸時代から踊り継がれてきた岩国城下の盆踊りに「小糠踊(こぬかおどり)」がある。
太鼓の調子に合わせ、ゆったりした優雅な踊りで、昔は錦帯橋近くの路地踊りとして、夏の夜にあちこちで踊られていた。
今は保存会の皆さんが引き継ぎ、盆踊り会場でしか見られなくなっている。「社会の変化で伝承が難しくなった」と、保存会長も将来を危惧している。
踊りを復活させ城下町を盛り上げたい、と町おこしグループの呼び掛けで応援隊が結成され、踊り体験会が開かれたので見学した。
踊りを懐かしむ高齢者に交じって、小学生の子連れが多いことに先々の明るさを感じた。
「差し手引く手、出る足引く足」。踊りの基本が保存会員の指導で進む。練習の輪が何周かすると、手足がそろい踊りになる。
世話人の「来年の夏に路地踊りをよみがえらせたい」という思いはかないそうだ。
路地に太鼓の音が響くことを楽しみに待っている。