日々のことを徒然に

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朝が来ること

2014年10月28日 | 生活・ニュース


 高齢者という線引きや定義はいくつもある。国連では60歳以上、世界保健機構(WHO)では65歳以上、定年退職者や老齢年金受給者以上を指す場合もある。日本の医療制度では前期と後期に高齢者を区分けしているが、今日から、そんな前期高齢者層の最後の歳に入る。

 日本人男性の平均寿命はおよそ80歳、健康寿命はそれより9年ほど下回る。健康寿命とは、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間を指す。平均寿命と健康寿命の差に当たる期間は健康でない期間ということになる。この間は何らかの制限や制約が課せられる。平均寿命もだが今は健康寿命を延ばすことが重要だといわれる由縁だ。

 今、平均寿命と健康寿命の差の中間あたりで生活している計算になる。この健康状態がいつ中断しても不思議ではない域で生活しているようだ。

 早期発見でガン切除手術を受けたのは3年前。その朝、ベランダで眺めた東の空は一面が朝焼けで、私の体もそれに染まったような気がした。術後、さしたる心配もないと思いながらも、病院のベッドで目覚め窓外の光景を見てほっとしたことを思い出す。手術から4日目の朝、検温の看護師から「退院されたら誕生祝をしてください」と思いもしない言葉に驚いたその朝も朝焼けが綺麗だった。今朝は秋以降一番の冷え込みだったが、東の空はあの日の朝のようにあからんでいた。
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