日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

634の語呂

2012年05月23日 | 社会 政治
             

 世界一高い電波塔の東京スカイツリーが、金環日食の興奮さめやらぬ昨日の22日、開業した。あいにくの雨で眺望は良くなかったが、展望台へ一歩踏み入れた人らの顔は満面笑みだった。周辺も大勢の見物の人でにぎわい、映像で知る限りでは盛り上がっていた。見物の人は予想を上回る22万人とか、我が市の人口の1.5倍にもなる。

 現役のころ浅草から東武伊勢崎線に乗車して館林まで何度か出張した。そのころなら634メートルの姿を見ることができたのだが、今は適わない。見物に御上りすることないから、映像で楽しむことにしよう。東京タワーが完成した2年後、上京のおり立ち寄った。333メートルを見上げて高いと思ったが、その倍ほどのタワーを見上げるには、準備体操してからでないと見上げられないかもしれない。硬くなった体に50年の歳月を感じる。

 ギネス登録された電波塔634メートル、これほどの科学の粋を集めたタワーなので634にそれなりの根拠があるかと思いきや、立地エリアがかっての武蔵国にあやかっているとか。遊び心に拍手したい。高さの決定には紆余曲折面白い話も伝わるが「世界一高い」は貫かれた。

 そのタワー、建設中に東日本大震災で大きな揺れをうけたものの、寸部の狂いを起こすことなく耐えたという。発生が予測されている東南海地震などの災害時に情報を出し続けることが可能なインフラとして頼りになりそうだ。 

 スカイツリー周辺域では高い経済効果が予想され活気づいている。そのツリーからの電波はどのあたりまで届くのだろう。願わくば、周辺の活気を全国の津々浦々まで届け、日本全体の活力の司令塔になって欲しい。人通りのない、子どものころ銀座通りと呼ばれた商店街を歩きながらひとり思う。

(写真:22日の新聞から)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする