日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

出猩猩もみじ

2012年05月01日 | 自然 季節
           

今日から5月でそして八十八夜、緑が綺麗で爽やかで気持ちよい月である。GWで名だたる観光地はいたるところ、ひと、人、ひとで埋まっていたり満員という。北海道にもようやく桜前線がとどき、いい季節になった。しかし、沖縄や奄美では例年より早く梅雨入りし、列島の南北の長さを知る。

鮮やかな新緑が目にしみるころ、紅葉のそれが一段と冴えているように感じる。これから猛暑をしのぎ、紅葉へ衣替えして秋の舞台にたつ逞しさはそこからはうかがえない。樹内に潜むその不思議なからくりの仕掛けは謎とき出来るのか。

もみじにも種類が多いのだろう、芽ぶきが濃い赤色から始まる種類がある。いろんなところで見られる新緑とのコントラストはいい光景に思う。濃い赤色は夏に向かって少しずつ緑色の葉に変わる。秋口には紫がかった深い暗赤色で紫がかった葉色になる。普通に愛でられる紅葉とは異なる深い落ち着きを感じる。

この紅葉を「出猩猩(でしょうじょう)もみじ」ということを最近知った。出猩猩にはどんな意味があるのだろうか。猩猩は「中国に由来する伝説上の動物で、そこから転じて大酒家や赤いものを指すこともある」そうだ。初めが赤い葉だからそう呼ばれることになったのだろうか。この季節、緑の中にその存在感を示す葉の色、名前を知って少し違和感が薄らいだ。
コメント (2)
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