日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

パッチワーク

2012年05月09日 | 生活・ニュース
                      

 初夏の山は青葉若葉で美しいという。しかし、それぞれの樹木がそれぞれ受け継いだ方法と伝統によってそれぞれの若葉を茂らせている。そんな樹木が山全体を覆っているのを見ると、人手ではかなわない大型のパッチワークを楽しんでいるように見える。椎木の薄黄色が特に目に付くが、全体が白く霞んでいる。

 そんな景色を薄い乳白色が覆っている。原因は中国大陸の細塵が偏西風によって流されて来る「煙霧」のため、と気象情報では解説している。それは煤煙や排気などが原因と考えられている。幸い日差しがそれほど強くないので光化学現象は起きなかった。

 日差しが強くなるとこれからの時期は誰も好まない大気汚染に見舞われる。光化学スモッグの発生しやすい気象条件は晴れて、気温が高く、風が弱い日などといわれている。その基になる物質は、排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や炭化水素が日光の紫外線の影響で光化学反応をおこし、それにより生成する有害な光化学オキシダントなどが空中に停留しスモッグ状になり、人体に影響が出る。これは人造災害。

 どうしたことか震災、雪害、水害、そして昨日は竜巻と自然災害が続く。視聴者撮影の竜巻の映像が各局から流されている。撮影者の声に緊迫した様子を知る。なぜ、こうも大きな被害を引き起こす自然災害が起きるのだろう。先の大震災に誘因されたかのように列島にそう活断層の動きも活発化していると診断が出ている。

 四季の装いを楽しみながらも、いつ来るか分からない災いに気の抜けない日が続く。そういえば昨日、錦帯橋下流の龍江で消防の水難救助訓練を見た。訓練だけで終わることを願っている。
コメント (2)
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