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去年の豊作に気を良くし今年もピーマンを去年と同じプランタンへ2本植えた。嬉しいことに2年続きの豊作で、苗代をはるかに上回る収穫に喜んでいる年金生活の我が家の2人。
よく伸びた枝が植木の陰になり、大きく育ったそれに気づいた時には、半分赤色に変わっていた。腐ったのかなと思いながら様子を見ることにした。しばらくして腐ったと思ったそれは貴重なピーマンということを知った。
「赤ピーマンは熟度によるもの。未熟のものは青く、それを熟させて収穫したものが赤ピーマン。赤くなるまでに青ピーマンの倍以上の日数がかかり、熟すにつれて甘味も増す」という意味のことをTV放送で見た。赤ピーマンをもぎ取り、ガブリとかみつくレポーターは「甘い」と驚いた。
赤ピーマンは別の品種とばかり思っていた。あの青いそれの苦みと独特の味は好き嫌いがある。私も初めは手をつけなかった。それが完熟すれば甘くなるという。柿も青いうちは渋く熟れると甘くなる。自分もいつかそうなりたいと思いながら、収穫時期を気にしている。
(写真:収穫間近の赤ピーマン)