「台風12合の風で落ちんかったし、去年が裏作じゃったけえ今年の柿はなるでよ」と柿の実を撮っていたら後ろから声をかけられた。そういえば葉に比べてこの時期にしては実が大きいように感じた。県内の稲作も平年を越えている。収穫の多いことは悪いことではない。
去年の柿の値はその前の年の倍近くした、今年は安くなる、とは先に声をかけてくれた人。消費者にとって安くなるのは歓迎だ。といって、経済に貢献するほど食べるわけではないのだが。そういえば無花果と並んで柿も顔を見せている。産地はどこだろう。
スーパーの米コーナーでは各地の新米を積んでいる。福島県産早場米の放射線量は無検出だたっと報道されていた。農家の方は胸をなでおろされたのではと、人ごとながらほっとする。通りがかりの道そばで、はぜ掛けの準備がされていた。はぜ米の味は格別という。昔ながらの手のかかるところがいいのだろうか。
そういえば我が家のピーマンも豊作。いまも20個くらいなっている。目減りの年金を補ってくれるには少々満たないが、収穫は気持ちを豊かにさせてくれる。いつまで楽しめるだろうか。
(写真:今年は豊作と教わった柿の実)