日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

サッパリ

2008年06月24日 | 生活・ニュース
               

ほかの仲間と一緒に小型トラックへ乗せられて着いたのは新築間もない家の庭だった。そこに根付いてから10数年が過ぎる。毎年この時期になると雨の合間をぬって主人が鋏と脚立を持ち出す。

庭の東側から並んだ順に、主人の言う「この1年の間に伸びた枝葉を切り落とす」作業が始まる。世に言われる剪定ではない、主人はそう口にしているが思いは違うように見える。

私は毎年最後の順番になる。最後になるがほかの仲間に自慢がある。それは1番長く時間をかけてもらうことだ。

頭頂部から始まる。思い切り短く刈られる。主人の頭髪が濃くないからといって、似せることはないだろうと思うくらい、人に例えれば地肌が見えるくらいに刈られる。

続いて45度に傾けた鋏が側頭部を刈り下げにかかる。刈る下げという表現は無いが刈り上げの逆、こちらも遠慮なく主人は切り落ちす、失礼、刈り込んでくる。同じ要領で同じ手つきで10数段あまりを楽しそうに切りまくってくれる。

主人の作業でひとつ感心する仕草がある。それは脚立の安定を確認しながら上っている。いつだったか会社員時代に身についた安全対策、と話していた。

奥さんは時どき作業の進行を確認しながら、刈り落とされた枝葉を集め「生ゴミ」として出すため規定のポリ袋へ要領よく入れる。切り・集めるコンビネーションはいい。

今年もこうしてサッパリした。そういえば頭髪の減少か主人の理髪店へ行く回数が少なくなった。が気にせずこれから1年、しっかりと頑張って伸長枝葉、いや、しよう。今日はつげの木がお話ししました。

(写真:サッパリしたと言っている「つげの木」)
コメント (6)
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