日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

にわか雨

2007年09月15日 | 生活・ニュース


駐車場、待ち時間までを車内で本を読みながら過ごしていた。
急に誌面が暗くなった。と同時に大粒の雨がフロントをたたき始めた。窓から見ると、雨雲の見本のような塊が低く頭上を覆うっていた。遠くの空は明るい。

ワイパーを間欠で動かし雨の様子をぼんやりと眺めていた。おや、と思った。それは、駐車場前の道路、車の通行は変わらないのに歩く人がいなくなった。皆さんどこかで雨宿りか、と考えたが、降り始めたとたんに人通りが途絶えるのはタイミングが良すぎる。

ぼんやり窓外を見ながら考えてみた。
車の中でにわか雨を知ったのは、雨がフロントを打ちはじめてだった。歩いていた人は、早くから雨雲を見てにわか雨を予知、これに濡れないように避けた、だから一時的に歩く人が途絶えた、こんな結論を出した。

情報を知りそれを活かして被害を避けたり小さく抑えたり、常識として知っているが、雨雲を見てにわか雨を避ける、小さな事例を目にしてあらためて「情報と予知」の関係を学んだ。

考えついた人通りの途絶えた理由に1人満足しながらも、周囲が日暮れのように変化していることに気づかなかった鈍さ、その解決策を思いつくことが先ではないのかと思案している。

にわか雨は10分ほどで通りすぎた。ちょうど約束の時間になった。
(写真:にわか雨をつれてきた雨雲)
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