錦帯橋周辺は吉野桜3千本といわれ桜の名所になっている。錦帯橋とあわせ毎年大勢の花見の人で賑う。
この桜、以前から気になっていることがある。桜の木が垂直に延びていない。古い桜の木は時計の針の逆回り、左回りにねじれているように見える。一回りしても見た目は同じだ。若い木では見られない。1本や2本ではない。
長い風雪でいや環境で、はたまこんな姿になった民話や伝説があるのか、勝手気ままな思いからは答えは出てこない。学術的な面白さがあるならとっくに調べがついているだろう。
でも、こうした桜の古木の多くに積年の疲れが見える。幹が空洞化し風にさからえないのでは、枝葉がなく朽ちた古株に若芽が延びる、樹を思ってか枝を落とされた幹などを目にする。しかし、ここでは新しい桜が植えられおり、世代交代の準備が施されており喜ばしい。
葉を散らし始めた桜、つぎの春はどんな桜を見せてくれるだろうか。
(写真:左回りに見える桜の木)