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頭木弘樹編訳『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』

2018年12月09日 21時56分36秒 | 文学
頭木弘樹編訳『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』(飛鳥新社)を図書館で借りて読んだ。
ゲーテとカフカでは、ゲーテのほうに興味を持った。
『詩と真実』や『イタリア紀行』を読もうかなと思った。
カフカは厳しい父親との関係について語られていたが、そういえば村上春樹の『海辺のカフカ』はどうしてカフカという名前が出てくるのかと言えば、カフカ自身が父親との関係がうまくいっていなかったというところからなのだろうなとやっと分かった。
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メイソン・カリー『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』

2018年12月06日 21時09分33秒 | 文学
佐々木典士の『ぼくたちは習慣で、できている。』を読んで興味を持ち、メイソン・カリー『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』(フィルムアート社)を読んだ。
朝五時頃に起きて、昼近くまで仕事をし、そのあと読書をしたり映画を見たりして十時頃に眠る生活に憧れる。
いつかそのような生活がしたい。
と思った。
それからいろいろなひとの伝記を読んでみるのもおもしろそうだと思った。でも伝記というのはそんなに書かれているものなのだろうか。
この本に載っているものではサルトルの伝記に興味を惹かれたが、とても長いものなので諦める。
誰かの伝記を読むとすれば、なんとなくヘミングウェイとか読んでみたらいいかもなと思うが、そのような本が日本語で読めるものなのか知らない。
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山田洋次監督『おとうと』

2018年12月05日 23時33分00秒 | 映画
録画していた山田洋次監督『おとうと』を見る。
いつかどこかで(確か「日本アカデミー賞」の番組)、この映画の笑福亭鶴瓶が死ぬ場面を見て、いつか見たいと思っていたがやっと見られた。
笑福亭鶴瓶が、「笑福亭鶴瓶が出来の悪いおじさんを演じている」ようにしか見えなくて、ちょっとそこが駄目だなと思った。笑福亭鶴瓶はそんなひとじゃないもんなと思った。そこが私生活の見えない渥美清と違う。
吉永小百合も蒼井優も加瀬亮もちょっとずつ「そんなひといないなあ」という感じだった。
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村上春樹編訳『バースデイ・ストーリーズ』

2018年12月04日 22時40分06秒 | 文学
村上春樹編訳『バースデイ・ストーリーズ』(中央公論新社)を読んだ。
アンソロジーのいいところは、おもしろくない小説があっても次に読む小説はぜんぜん違う作者の作品なので、気が重くないところだ。逆に、「おもしろい」と思っても、同じようなテイストのものが続けて読めるとは限らない。
おもしろかったのはルイス・ロビンソンの「ライド」だったかもしれない。単に最後のほうに読んだので印象に残っているというだけかもしれない。
村上春樹の「バースデイ・ガール」もおもしろかった。村上春樹が好きな人はこういうところが好きで、嫌いな人はこういうところが嫌いなのだろうと思う。いくら食べても太らない、カロリーの全くないおいしいお菓子があれば売れるだろうなとよく思い、あれば毎日食べ続けてしまうだろうなと考えるのだが、この短編はまさしくそんな感じだ。
褒めているのだが、書いてみると貶しているようにも読める。
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