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村上春樹編訳『バースデイ・ストーリーズ』

2018年12月04日 22時40分06秒 | 文学
村上春樹編訳『バースデイ・ストーリーズ』(中央公論新社)を読んだ。
アンソロジーのいいところは、おもしろくない小説があっても次に読む小説はぜんぜん違う作者の作品なので、気が重くないところだ。逆に、「おもしろい」と思っても、同じようなテイストのものが続けて読めるとは限らない。
おもしろかったのはルイス・ロビンソンの「ライド」だったかもしれない。単に最後のほうに読んだので印象に残っているというだけかもしれない。
村上春樹の「バースデイ・ガール」もおもしろかった。村上春樹が好きな人はこういうところが好きで、嫌いな人はこういうところが嫌いなのだろうと思う。いくら食べても太らない、カロリーの全くないおいしいお菓子があれば売れるだろうなとよく思い、あれば毎日食べ続けてしまうだろうなと考えるのだが、この短編はまさしくそんな感じだ。
褒めているのだが、書いてみると貶しているようにも読める。
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