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桑田真澄・平田竹男『野球を学問する』

2010年09月05日 13時23分43秒 | 文学
最近、桑田真澄に興味があるので『野球を学問する』(新潮社)を図書館で借りて読んだ。
会社でも、どこでも、結局人間関係(特に男子の)は中学高校時代の部活動の人間関係が元になっているのではないかと思うことがよくあるので、最近の桑田真澄の日本の野球道についての批判は注目している。
しかしそこらへんの話をいろいろ聞きたかったのだがそこまでそういう話はしていなかった。僕としては中学高校時代の野球部の部活動の話を詳しく聞きたかった。それだけでよかった。
PL学園高校へ入学する前に、中学で猛反対にあって、別の中学に転校した話はすごい話だと思った。桑田が別の高校へ行くことでほかの数名の生徒を一緒にその高校へ入学させるということになっていたらしい。
そのようなことが行われていた(行われている?)のだなあと驚いた。
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黒沢清・蓮實重彦『東京から 現代アメリカ映画談義』

2010年09月05日 08時56分37秒 | 映画
黒沢清と蓮實重彦の対談本『東京から 現代アメリカ映画談義 イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ』を図書館で借りて読んだ。
イーストウッドの映画では、ストーリーの山場と登場人物の感情の山場がずれているという指摘は驚いた。映画をそのように見たことがなかった。日本のテレビドラマでは二つの山場が一致しているものしかないという蓮實の指摘も納得だった。
「事件は会議室で起きているんじゃない!」(「踊る大捜査線」)とか「助けてください!」(「セカチュー」)とか「待ちなっ!」(「ショムニ」)とかの名台詞が必ず山場にやってくる。
蓮實重彦のスコセッシの評価の低さもおもしろいと思った。
《映画が好きだとか何とか言っていた要するにシネフィル系のハリウッドの監督――しかしスコセッシをはじめとして実際は大した映画が撮れない人たち(笑)――がたくさんいるわけですが》(59頁)
《ゴダールの言葉でなるほどと思ったものに、「作家主義」で一番得をしたのは大して才能もないスコセッシだ、というのがありますが(笑)、まったく同感です。》(103頁)
蓮實重彦が黒沢清の『アカルイミライ』とか『トウキョウソナタ』とかの作品名を出すのは師匠としての親心なのだろうなあ。『CURE』で興味を持ったのだが、それ以来黒沢清作品を見ていないので見てみようかと思った。
イーストウッドとスピルバーグとタランティーノの作品はわりと見ているので楽しい本だった。
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格付け

2010年09月01日 23時17分35秒 | 文学
健康診断の結果が出る。
毎回コレステロール値でひっかかる。この一年はコレステロールを下げることに専念したい。(現在LDLコレステロールが194)
健康診断の結果が帰ってくると、すこし体調が悪くなったような気分になる。健康診断は身体によくないといつも思う。
だいたい人間の身体をすべて数値化して、しかもAだとかBだとかCだとか成績を付けて格付けするという発想が良くないと思う。マックス・ウェーバーの言うところの、プロテスタンティズムの影響だろう。

しかしこのところ、週に三回くらいプールに通い1キロほど泳いでいるので、続けていけば少しは健康になれるかもしれないと思っている。今日も泳いだ。
新しい水着も買ってしまった。
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