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ギャレス・マローン『クラシック音楽のチカラ ギャレス先生の特別授業』

2015年01月21日 00時38分11秒 | 文学
図書館で借りたギャレス・マローン『クラシック音楽のチカラ ギャレス先生の特別授業』(青土社)を読んだ。
いろいろなことが書いてあって、いろいろと忘れたのだが、おもしろい本だった。初心者にも入りやすい本だった。
「調性」についてなかなか理解できないのだが、この本を読んでも理解できなかった。理解しなくてもいいのではないかとも思った。ハ長調とかイ短調とか、いったいなんなんだろうか。なんとなく明るそうとか暗そうとかを長調とか短調で言い表しているのだろうか。音楽にはわからないことが多い。
モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を例にして、同じフレーズを何度も聴かせて記憶させるという話があって、そういうものかなるほどなと思った。プルースト的。『失われた時を求めて』のどこかで(どこだかわかりません)、音楽は最初に聴いたときが一番よくない、という話があったような気がする。音楽は記憶して、それをなぞるときに快感があるのだろう。
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」といえば、昔CMでこの曲に乗せて、
〽︎とーにかーく、乗せましてー、とーことーんつくりましょー
みたいな歌を歌っていたものがあって、パンに何かを乗せて食べるというものだったと思うのだが、いまだに頭から離れない。
クラシック音楽にはこういう頭にこびりついて離れない替え歌が存在する。
ベートーヴェンの「運命」は「じゃじゃじゃじゃーん」が刷り込まれすぎていて聴く気がしない。「じゃじゃじゃじゃーん」を聴きたくない。
「第九」も恥ずかしいな。
いまはヴァイオリンの音が好きなのでそういうものをYouTubeでよく聴いている。チャイコフスキーやモーツァルトのヴァイオリン協奏曲をよく聴く。
図書館でCDを借りて聴きもするのだが、そろそろ購入するかもしれない。お金を払うと、一歩進んだ気がする。

クラシック音楽は、やはりコンサートに行くべきなのだろうなと思った。
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