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☆ジョン・ダニング「死の蔵書」感想

2010年01月09日 15時43分30秒 | 文学
死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)ジョン・ダニング「死の蔵書」(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読んだ。
ミステリーはあまり読まないのだけれど、これはおもしろい小説だった。犯人探しだけが目的ではないところがよい。きちんと人間と人間の交流が描かれている。すべての会話が、こいつは犯人か犯人でないか、という判断のために書かれたような小説ではない。
古本屋の話なので、本の話も出てくるのだけれどそんなに興味深い話はなかった。ブック・クラブというシステムがよく理解できなかった。ブック・クラブは廉価版の本を売りそれは値段が上がらず、一般に売り出される本は値段が上がるということみたいだ。
古本が株のように売り買いされる業界がアメリカにはあるんだなあと思った。
日本にもあるのだろうか。知らない。

この小説には続編もあるのだけれど、読むかどうか迷っている。
おもしろかったけれど、ずっと読んでいくほどではないかもしれない。
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