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☆本歌取り

2006年03月15日 20時51分21秒 | 文学
調べればすぐにわかることだけれど、カレン・ジョイ・ファウラーの「ジェイン・オースティンの読書会」は、白水社から。

カリフォルニアに住む6人の男女が、半年に亘りジェイン・オースティンの6つの小説を読む会を開く。その間に6人それぞれに起こる様々な事件を通して鮮やかに描きだされる人間模様。

らしいです。
値段が少し張るのと、こういう所謂「本歌取り」モノはまずはもとになった作品を読んでから、という気がして読んでない。ジョイスの「ユリシーズ」が文庫になったときに、読もうかと思って、その前にホメロスの「オデュッセイア」を読んだらそれだけで終わってしまった。「オデュッセイア」は面白かったけれど。
以下、全くの個人用のメモのために、ジェイン・オースティンの6つの作品を出版年度順に書いておく。いつも忘れるので。

・「Sense and Sensibility」(1811)
 邦題「いつか晴れた日に」
・「Pride and Prejudice」(1813)
 邦題「自負と偏見」「高慢と偏見」(文庫あり)
・「Mansfield Park」(1814)
 邦題「マンスフィールド・パーク」(文庫あり)
・「Emma」(1815)
 邦題「エマ」(文庫あり)
・「Persuasion」(1818)
 邦題「説きふせられて」(文庫あり)
・「Northanger Abbey」(1818) 
 邦題「ノーサンガー・アベイ」

全部は無理だとしても、文庫になっている4作品くらいは読んでから、「ジェイン・オースティンの読書会」は読みたいなあ。
「自負と偏見」は、ヘレン・フィールディングの「ブリジット・ジョーンズの日記」(略してブリジョー)にもたくさん出てきた。「ブリジョー」は意外と知的で面白いよ。

本歌取り、といってまず何よりも思い出すのは、氣志團の「One Night Carnival」と、工藤静香の「MUGO・ん…色っぽい」と尾崎豊の「15の夜」の関係だね。
あと日本文学で言うと、
例えば、大江健三郎の「キルプの軍団」とディケンズの「骨董屋」、
それから、大江健三郎の「新しい人よ眼ざめよ」とブレイクの詩、
それから、大江健三郎の「懐かしい年への手紙」とダンテの「神曲」、
それから、大江健三郎の「憂い顔の童子」とセルバンテスの「ドン・キホーテ」、
それから、大江健三郎の、
まだ続けます?
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