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原田眞人監督『わが母の記』感想

2014年06月07日 01時16分58秒 | 映画
今日は少し風邪気味。会社帰りに寄った病院で一時間ほど待たされて、薬をもらって帰る。
風邪をひいても英語の勉強はする、なぜなら風邪をひいても日本語を話しているのだから、と思い、英語の勉強をしたが、だるいので三十分ほどで切り上げる。
妻は家で仕事をしているし、することもないのでイヤホンで録画していた映画を見た。
原田眞人監督の『わが母の記』を見た。
樹木希林のおばあさんに、私はいいかげん飽きている。ほかのおばあさんを見たい。
この映画の原作となった井上靖の小説を、映画公開の時に読んでいる。
本を読んだ時の感想としては、

≪井上靖の『わが母の記』を読んでいたときにずっと思っていたのだが、井上靖のこの本を読んで、彼の奥さんとか、惚けた母親の世話をよくしている彼の妹たちはどんな気持ちなのかなあということを思っていた。語り手は井上靖なので彼の立場から語られるのだが、「兄さんはたいした世話もしないでいい気なもんだ」とか「格好良いことばかり言ってら」みたいな気持ちにはならなかったかなあと思った。
そのようなことは、つまり、おっさんの主張と周りの女たちの気持ちの齟齬、噛み合わなさは実際の生活では嫌というほど見るのだが、おっさんの一人称小説ではすっきりきれいに消えて、格好良いことになってしまう。≫

というようなことを書いている。
映画ではきちんと主人公の作家伊上洪作がいばっていて怒鳴るので、娘たちとの距離のある感じも描かれている。
最近スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』を読んでいて、第5の習慣に「まず理解に徹し、そして理解される」というのがあり、妻や娘の話をきちんと聞かなければいけないと反省していたところなので身につまされた。

60年代のブルジョアの生活を追体験できる映画だった。
映像がきれいなせいか、樹木希林が何を言っているのかわからなくても楽しめる映画だった。
伊上洪作(役所広司)には三人の娘がいて、谷崎潤一郎の世界みたいな雰囲気だった。
三女(宮崎あおい)と運転手兼書生(三浦貴大)の話はいるのだろうか、と思った。
実際には、井上靖は野間文芸賞の選考のあとに母を亡くし、そのときの受賞は大江健三郎だったようなので、三浦貴大は大江健三郎なのだな。大江健三郎が井上靖の書生だったことはないので、このへんは全部映画の脚色。
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2 コメント

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名言 (肉のカーテン)
2014-06-08 10:56:59
>風邪をひいても英語の勉強はする、なぜなら風邪をひいても日本語を話しているのだから

名言ですねェ。
メモしとこう。
ありがとうございます (☆)
2014-06-09 22:43:23
ありがとうございます。
精進しております。
しかしまだまだ上達しません。

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