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☆田辺聖子の短編「ジョゼと虎と魚たち」

2006年05月08日 23時32分57秒 | 文学
新潮文庫のフランソワーズ・サガンの作品は、絶滅の危機にある。現在4作品しかない。
ちなみにアンドレ・ジッドは2作品。
これは由々しき問題だ。
なんで、読んだこともないフランソワーズ・サガンの作品を調べてみたかというと、映画「ジョゼと虎と魚たち」に登場したから。
もちろん、探していた「一年ののち」も「すばらしい雲」も絶版。
僕が大学生の頃には、アンニュイなフランス文学の代表がサガンだったのに。
アンニュイというのは、つまり桃井かおり的石原真理子的な雰囲気のことです。似てはいるけど吉田日出子的な雰囲気はちょっと違います。最近で言えば、中島美嘉的雰囲気です。それがあくびが出そうなけだるさ、アンニュイ。

田辺聖子がどんな顔して「ジョゼと虎と魚たち」の原作を書いたのか知りたくて古本屋で購入した。100円。
田辺聖子の本を一冊も読んだことはないけれど、彼女の顔から想像できる雰囲気と映画の雰囲気があまりにもかけ離れ過ぎている。
「ジョゼと虎と魚たち」は短編集で、最初の「お茶が熱くてのめません」と映画の原作「ジョゼと虎と魚たち」を読んだ。こんな感じのものを滅多に読まないので、何とも言われへんなあ。(映画の中の板尾創路のマネ)
僕が読んだことのある作家の中では、片岡義男がいちばん近い感じかなあ。
短編「ジョゼと虎と魚たち」は映画とはかなり違っていた。田辺聖子はやっぱり田辺聖子の顔して書いてた。
好みで言えば映画のほうが好きかな。
田辺聖子はたぶんもう読むことはないと思う。
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