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☆旅行の友、カート・ヴォネガット・ジュニア「猫のゆりかご」感想

2008年04月29日 22時14分40秒 | 文学
二泊三日の旅行から帰ってくる。
やはり日本旅館と温泉と浴衣はいいなあ。今までの人生でもっとも風呂に入った日々だった。浴衣に下駄で街を歩くのも楽しい。
水族館にも行った。泳ぐセイウチのでかさと丸っこさに感動。
なんでもテレビで見て知ってる気になってるけど実際に見ると驚くことってあるな。

猫のゆりかご (ハヤカワ文庫)旅行中に、カート・ヴォネガット・ジュニアの「猫のゆりかご」(ハヤカワ文庫)を読んだ。
おもしろくないこともないんだけど、やっぱり苦手。
ぶつ切りの文章も苦手なんだけど、最後のドタバタもあまり好きになれない。登場人物も多すぎる。
真剣じゃないふりして結構真剣なのもなあ。
もともと僕自身が、正しいことが存在するなんて信じないことこそが正しい、というふうに考えているので、ボコノン教の思想にあまりなんというか感動みたいなものがなかった。
たぶんヴォネガットの影響を受けたひとたちから隔世遺伝のような形で僕がヴォネガットから影響を受けていたんだろう。
他の本も読んでもいいけど、しばらくはいいかな。
思想は好きなんだけど、文章の感じ、物語の作りがあまり好きじゃない。
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