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ロバート・B・パーカー初体験

2015年03月03日 01時04分04秒 | 文学
ロバート・B・パーカーの『初秋』を読んでいる。
はじめ、なんだか気分が乗らなくて、ぜんぜんおもしろくない、カタカナの使い方が古い、しかもカタカナが多い、何のことを言っているのかわからない単語が多い、と思っていたのだが、読み始めるとすぐにおもしろくなり、おもしろいまま半分くらいまで読んだ。
しかしこれは推理小説なのだろうか。
いまのところ誰も殺されていない。謎というほどの謎もない。(私にとってのいちばんの謎は主人公スペンサーとその仲間たち(スーザンとホーク)の関係だ。初めて読むシリーズなので関係がよくわからない。)
なぜここまで父親は息子を取り返そうとするのか、それが謎と言えば謎か。
スペンサーが無気力な男の子を山小屋に連れて行って、早起きさせて運動させるという話で、これまでこんなお話の本をあまり読んだことがない。村上春樹の何か、『海辺のカフカ』とかに近いのかもしれない。設定としては、懐かしい某ヨットスクールを思い出させる。
会話が多くて、手軽に読めて、しかも適度に感心させるという素晴らしい本だと思う。
シリーズを順番に読んでいってもいいかもしれない、と思っている。
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