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岡田暁生『クラシック音楽とは何か』

2019年06月02日 21時35分53秒 | 文学
NHKの「あさイチ」で、ゲストが妻夫木聡だったので録画して見る。
ケラリーノ・サンドロヴィッチの舞台『キネマと恋人』がとってもおもしろそうだった。
「まさかまさかの間坂寅蔵」が耳について離れない。
NHKはテレビで放送して欲しい。

岡田暁生『クラシック音楽とは何か』(小学館)を図書館で借りて読む。
娘がピアノを練習しているので、クラシック音楽というものは何をもってクラシックというのかが気になっていた。
この本によると、十八世紀前半から二十世紀初頭までに作曲された音楽のうちの一部がクラシックのレパートリーになっているらしい。ということはすごく狭い範囲の、もう決まってしまって増えたり減ったりすることのない音楽を取っ替え引っ替え聴いているということなのだと思った。骨董に近い感じなのだろう。
例えば、文学であればいまでも小説が書かれているしたまには名作として後世に残されるものも出てくるわけだが、クラシック音楽の世界ではそういうこともない。不思議なものだ。
クラシック音楽の定義が載っていたのでそこだけは興味深く読んだが、ほかはあまり印象に残らなかった。
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