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☆読んだことのない作家はいつまでも新人と思ってしまう

2010年01月26日 23時55分05秒 | 文学
映画化される吉田修一の小説「パレード」に興味を持ち本屋で立ち読みする。監督が「GO」の行定勲であることと、若者同士の距離感の描き方に興味を持つ。
行定勲にはずっと注目しているつもりだったけれど、2001年の「GO」以外作品を見ていない。これでは「注目している」とは言えない。知っている、と言った方が正しい。
ついでにこの間NHKの「クローズアップ現代」に出演していて気になった平野啓一郎の本も立ち読みしてみる。「あなたが、いなかった、あなた」という短編集(と思われる)を見てみる。
吉田修一にしても平野啓一郎にしても嫌な感じはしなかったので読んでもいいかもしれない。
始まりの最初の一文が切れ目なく長々と続いていたり、関西弁の一人称で息継ぎなしでしゃべっていたりすると、「ああまたこれか」と思い読む気が失せるものなのだが、どちらもそのようなことはなかった。
これは別に保坂和志とか町田康とかがいけないと言っているわけじゃなくて(言っているように聞こえるかもしれないがそんなことはない。どちらも読んだことないし。)、どうもなんか敷居が高く感じてしまうという、それだけのことです。ほんとうに趣味の問題だと思う。

ちなみにいま読んでいる本。
ハイルブローナー「入門経済思想史 世俗の思想家たち」
柄谷行人「定本 日本近代文学の起源」
山田昌弘「希望格差社会」
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