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☆渋江抽斎の死

2007年12月23日 00時54分35秒 | 文学
森鴎外の「渋江抽斎」は渋江抽斎本人が死んだのにまだ続いている。
死後15年くらいたった。
彼が死んだあとの未亡人五百(いお)や子供たちの姿が描かれる。
それにしても本人が本全体の半分くらいに死んでしまうというところに驚いた。
特に渋江抽斎に何かを期待して読んでいるわけではないつもりだったのだが、死んでしまって意外とがっかりした。
どんな物語にも主人公に期待する権利が読者にはある。
(なんだか知らないが格言みたいに言ってみる。)

今日書店で原りょうの「そして夜は甦る」と「私が殺した少女」と「天使たちの探偵」の文庫を買う。3冊とも実家にあるのだが、読みたいので買った。それに単行本未収録の短編が文庫には入っているようなので買った。
「そして夜は甦る」を読んでいる。
内容はまったく忘れている。
本屋でよく思うのだが、平積みされている本の上に平気で鞄を置いて立ち読みしている人の神経がよくわからない。
そのうち平積みの本の上に座って本を読み出すんじゃないかと思う。
ジャンプか週刊文春かなにかと勘違いしているんじゃないかな。そこにあるのは本ですよ、雑誌じゃないですよ、と意味不明瞭な説教をするくそじじいにそのうちなってしまいそうだ。気を付けないといけないと思う。
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