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ケネス・ブラナー監督『オリエント急行殺人事件』

2020年10月04日 23時26分31秒 | 映画
テレビで放送していたのでケネス・ブラナー監督の『オリエント急行殺人事件』を観た。
私にはまったく誰がだれで過去の事件の誰がだれに当たるのか追っかけることはできなかったが、この話の犯人くらいは知っているのであまりそこは気にせず、適当に流して観ていた。
ポアロ役のケネス・ブラナーの声を草刈正雄がしていて、変だった。でももともとポアロにも熊倉一雄にも思い入れはないので厭な感じもしなかった。
ポアロがディケンズの『二都物語』を読んでいて、そこが非常に気になった。この映画でもっとも気になったところだった。ポアロはあんなにフランス語を会話に挟み込んでくるくせに、愛読書がディケンズというのは本当なのだろうか。バルザックのほうが適当ではないだろうか。ここだけが気になるので原作を読むべきかもしれないと思った。
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アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』

2020年10月04日 22時11分39秒 | 文学
アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』(創元推理文庫)を読んだ。
『カササギ殺人事件』では名探偵アティカス・ピュントのシリーズ最新作とそれを書いた作者のアラン・コンウェイを描いていたが、今回は語り手を作者アンソニー・ホロヴィッツ自身にして、自分が巻き込まれた事件を書くという体裁にしてる。
『カササギ殺人事件』のほうがおもしろかった。
アンソニー・ホロヴィッツを語り手にしたシリーズはもう読まなくても良いかと思った。作者自身が語り手ということ以外に他のミステリとの違いがそんなにない。探偵役のホーソーンにも魅力を感じられない。そういう体裁にしている割に、現実にいるという感じもしない。
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