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三浦瑠麗『日本に絶望している人のための政治入門』

2016年07月10日 01時21分52秒 | 文学
選挙前なので、三浦瑠麗『日本に絶望している人のための政治入門』(文春新書)を図書館で借りて読む。
政治について知りたいと思っていくつか本を読むがなかなかわからない。おもしろいものがない。この本でも「はじめに」で述べられているように、俗な「政治本」か難しい「政治学」しかない。
この本も「政治入門」と言いながらぜんぜん入門ではなくて、ある程度分かっている人(著者本人レベルか?)を対象にしている。「日本に絶望している人のため」でもない。
タイトルと「はじめに」で期待させておいて読んでみたら、さていつもの本なので不愉快になる。「嘘をつくな」と思う。
安倍晋三に対する評価も高すぎる気がする。
この人の言葉で言えばコンパッションが足りないのではないかと思う。

新聞を読んでもよくわからない出来事を、すらっとわかりやすく卑近な比喩を用いて解説し、しかも普遍的な思想を感じさせる、そういう政治入門書を私は読みたい。
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