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太宰治「右大臣実朝」

2014年12月09日 23時31分43秒 | 文学
太宰治「右大臣実朝」(新潮文庫『惜別』所収)読了。
吾妻鏡からの引用もきちんと読もうとしていたのだけれど、そうすると最後まで読み切れなくなりそうで、途中から引用は読み飛ばしてしまった。
『津軽』のときも思ったが、引用を読み飛ばしても太宰治を読んだことになるのだろうか。「なりません」と言われそう。ああ、そうですね。
私はやはり古文が読めない。
しかし今回発見は、「五月小」とか「三月大」とか吾妻鏡に出てくるのだが、これについて調べて、旧暦では同じ五月でも年によって二十九日のときと三十日のときがあることを知った。二十九日のときを「小」といい、三十日のときを「大」と言うらしい。
公暁が蟹を食べ散らかす場面があり、そこが太宰治登場! という感じだった。
「惜別」も最後に魯迅が長くしゃべるところがあり、そこが太宰治らしいところだったが似た雰囲気を感じた。
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