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『ジブリの教科書5 魔女の宅急便』感想

2014年08月22日 00時53分43秒 | 文学
娘が映画『魔女の宅急便』をよく見ているので気になって、『ジブリの教科書5 魔女の宅急便』(文春ジブリ文庫)を読んだ。
内田樹の評論と宮崎駿のインタビューがおもしろかった。
それ以外については、結局同じ映画の感想をなんども聞かされるので飽きる。同じような話をみんなするわけだし。
『魔女の宅急便』が僕はジブリの映画の中ではもっとも好きで何度も見ている。(二番目に好きなのはたぶん『ハウルの動く城』のような気がする。)
キキが空を飛べなくなるのと黒猫のジジと会話できなくなるというのがこの映画の難問で、この本でも何度も語られた。僕は昔から初潮を迎えたからだろうと考えていたが、この本を読んでとくに納得できる答えがあったわけではない。内田樹は嫉妬の感情のせいと書いていたが「なるほどね」というくらい感じだ。「なるほどね」は「すげえ」よりは劣る。
宮崎駿のインタビューで、「あたしこのパイ嫌いなのよね」の女の子に出会うシーンについて、仕事というのはそういう目にあうことだという言葉には感心した。
すげえ。
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シーナ・アイエンガー『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』

2014年08月22日 00時35分40秒 | 文学
シーナ・アイエンガー『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(文春文庫)を読んだ。
この本を読んだのは、少し前に読んだ沢木耕太郎の『ポーカー・フェース』に出ていたのと、ちょうど文庫化されたのと、解説を書いていたのがまあまあ信用できる養老孟司だったから。
最近パソコンを立ち上げていなくて、読んだのがしばらく前なのでよく覚えていないのだけれど、最初のほうは面白く読めていたと思う。
選択肢はあればあるほどよい、ということはなくて、7つくらいまでのなかから選ぶほうが選びやすいというようなことが書かれていた。
また、医者から治療法を選ばされるときに、理由を説明されたうえで医者に選んでもらったほうが、理由を聞かずに選ばれた場合や理由を聞いて自分で選んだ場合よりも納得できるというような話があったように思う。
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