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『二流小説家』を読みはじめる

2011年12月20日 01時51分13秒 | 文学
ほんとうは次はエラリー・クイーンの『Yの悲劇』を読むべきなのだが、本屋で見かけてとても気になっていたデイヴィッド・ゴードンの『二流小説家』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)を読んでいる。
「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ミステリーベスト10」と「ミステリが読みたい!」で第1位という腰巻きの宣伝に惹かれてしまった。第1位に弱い。
翻訳のせいもあるのだろうが、文章の感じが初期の村上春樹や高橋源一郎の雰囲気で、アメリカっぽさを感じる。ジョン・バースの『旅路の果て』を思い出した。
文学を題材にしたミステリはジョン・ダニングの『死の蔵書』を読んだが、あれとはまた雰囲気が違う。
原題の「serialist」は「連載物作家」という意味らしい。連載物を書く作家というのはアメリカでは二流ということか。
アメリカでは「ヴァンパイアもの」というジャンルがあるようで、これは女性作家が女性のために書くもののようだ。知らないことが多い。
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