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☆「日本経済復活 一番かんたんな方法」感想

2010年04月10日 10時41分28秒 | 文学
勝間和代と宮崎哲弥と飯田泰之の鼎談「日本経済復活 一番かんたんな方法」(光文社新書)を会社で借りたので読んだ。
途中で言っていることがよくわからないところも多くあったのだけれど、この本で言いたいことは、貨幣を刷ってデフレを脱却しようということなのだろうと思った。
少し前にテレビ番組「ぴったんこカン・カン」で勝間和代の出ているのを見たのだけれど、たいへんおもしろかった。勝間和代が「ドラえもん」に詳しいことを初めて知った。安住伸一郎は才能があるなあと感心した。距離感を保ちながら入り込むのが上手い。
で、その番組の中でも、勝間和代は脱デフレについて語っていた。最近の流行りなのだろう。
本の中で「リフレ」という言葉が何度か出てきて、知らないので調べてみると、リフレーションの略で、デフレとインフレの中間の状態のことのようだ。
印象に残ったのは、モノとカネの関係で、モノの需要が減るとカネの需要が増え、カネの需要が減るとモノの需要が増えるというところだった。
あとは、《経済学者を含むほとんどの人間が、経済学は実際の経済政策に役に立たないって思っている》(167頁)という飯田泰之の発言。確かに僕もまったくその通りだと思っている。天気予報にしても地震予知にしても、「当たるわけないし、先のことなんて知りたくない」と僕は思っている。先のことがすべて予測可能になることの、何が嬉しいのか理解できない。
これは強固な信念で、旧約聖書に惹かれるのもそのへんの気質のせいだと思う。
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