2018年に設立された「沖縄映画研究会」(世良俊和代表)メンバー6人による報告と真喜志きさ子のエッセイ集ですが、中でも印象に残っているのは鈴木耕太氏による1952年の「安謝劇場」1周年記念の渡嘉敷守良による「大川敵打」講演レポート。この前年、奄美から沖縄に移住した懐かしの安謝!しかも、渡嘉敷守良の2代目襲名が私の安謝中後輩の花岡勝子さん。この襲名公演ムプログラムに祝辞を書いた縁です。
本書のメインテーマーは女優・真喜志きさ子ですが、御母堂の乙姫劇団・伝説の女優・上間初枝さんとは生前、会食した思い出があります。何と初枝さんのお母様は私と同じ奄美・加計呂麻出身で大阪で沖縄・石川出身の上間さんと知り合い、初枝さんを出産されたようです。私は加計呂麻島の秋徳を訪ね、取材したことがあります。また、大宜味小太郎と並ぶ伝説の沖縄芝居きさ子さんのご尊父・真喜志康忠さんとも生前、会食したことがあります。思い返すと沖縄芝居の双璧・上間初枝さんと真喜志康忠さん生前会食の僥倖、これもあれも那覇高後輩真喜志きさ子さんとの出会いでした。
(「乙姫劇団」伝説の名女優・上間初枝さんと愛娘・真喜志きさ子さん)
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