センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

奥多摩むかし道沿いを歩く!

2023-06-29 00:00:30 | 自然観察

「奥多摩むかし道」は、旧青梅街道と呼ばれていた道で、氷川から 小河内に達するまでの道です。

この街道は、小菅から大菩薩峠を越えて甲府に至る甲州裏街道でね甲州街道より 8km ほど近道であったそうです。現在の青梅街道は、柳沢峠を越えて塩山 ( 甲州市 ) に至る道で明治11 年に開通しました。昔、小河内の生活は、塩山との交易で支えられていました。大菩薩峠の無人小屋で物々交換をしていましたが、一度も間違いはなかったそうです。  

その後、小河内の物産は、氷川への厳しい山道 (14km)を避け、歩きやすい五日市 (20km) に運ばれ、生活物資に変えられていました。 岫沢 (くきざわ ) から風張峠に出て、浅間尾根を通り、本宿に下りて五日市に向かう道を通りました。明治32 年に、小河内と氷川間が、わりと平坦な山腹を通る道に改修され、道のりも10kmに短縮、交易ルートが氷川へと変わりました。 以降、木炭の生産が飛躍的に増加しました。  

この後も氷川への道は、度々の改修され生活の道となったのは大正から昭和初期に入ってからです。昭和13 年、氷川~西久保間にダム建設資材 輸送専用として造られた道路が昭和20年に一般道として開放され、現在の国道411号線になりました。

この奥多摩むかし道は、奥多摩駅から奥多摩湖までの10.1km、徒歩時間(3時間30分)かかります。往復すると20km歩かないといけません。ですから、私は奥多摩駅からバスで境橋バス停下車し、徒歩、上り5分で「不動の上滝」に到着しました。歩いている最中に、猟銃の発砲音が三発して驚きました。熊でも居るのかと思いましたが、滝に到着した時には、猟銃を持った人が居たので、聞いたら鹿を(間引き)していると、間引きとは、多くなり過ぎた鹿を数を減らすために、猟銃で撃って殺処分するということです。私的には、動物好きな私としては可哀そうでなりません。鹿には罪はありません。

滝周辺を撮影したら、直ぐに(奥多摩むかし道)に戻り、奥多摩駅を目指して野鳥探索をしながら歩きました。歩いている途中にも猟犬の吠える鳴き声と発砲する音が響き、その度にビックとします。

 

私が歩いてる。奥多摩むかし道の反対側でしたから、野鳥が逃げたりはしませんでしたが、猟銃の発砲音だけが山中に響いておりました。

途中では、クロツグミやカケスの飛翔などを確認できました。

本来ならば、奥多摩駅から奥多摩湖へ行って「クマタカ」を撮影したかったのですが、夏場の次回に再度訪れます。

また、電車到着直ぐに奥多摩湖行のバス乗り場も分かりましたし、来月には奥多摩湖まで足を伸ばして野鳥撮影したいと思います。

奥多摩駅の近くの神社の横から下って渓流沿いまで降りられます。

以前に、奥多摩駅周辺の川沿いなどに下りて撮影した時には、アナグマやイタチ、カワガラス、ミソサザイなどが撮影出来ました。撮影の最中には、ニホンカモシカの子供が川沿いに水飲みに降りてきました。勿論、撮影出来ました。

今回は、キセキレイの水浴び、トビ、カワラヒワなどしか撮影出来ませんでしたが、青梅の渓流沿いと違い、奥多摩の多摩川の渓流は澄み切って川幅が狭いこともあり、流れが早いです。とても清々しく、梅雨時期とは思えない感じでした。

こうして、奥多摩周辺は青梅よりも自然豊かで多種多様な生物が生息しております。

どんな動物たち、鳥たちに出逢えるかは(その時の運)次第だと言えます。

センスプロデュース研究所、葛西行彦

 

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