センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

メラミンの混入

2008-10-02 19:02:11 | 感覚
メラミン(melamine) は、有機化合物で、構造の中心にトリアジン環を持つ有機窒素化合物の一種。ホルムアルデヒドとともに、メラミン樹脂の主原料とされる。
現在 工業的にはほとんど尿素を原料として製造されている。 製法としては
低圧法:0.1~1MPaの圧力でアルミナ、シリカなどを触媒に350-400℃で反応させる高圧法:4~10MPaの圧力で無触媒で反応させる2種類の反応方法がある。
いずれの方法でも副生物として、アンモニアと二酸化炭素と水が生成するが、これらは併設されている尿素プラントに戻され、尿素の原料として再利用される場合が多い。
尿素法以前は、ジシアンジアミンを原料として製造する方法が主であったが、現在ではほとんど行われていない。
メラミンはホルムアルデヒドと反応し、メチロールメラミンを生成する。メチロールメラミンは熱硬化性樹脂(メラミン樹脂)の原料となり、生産されるメラミンのほとんどが合成樹脂用に利用される。 メラミン樹脂は耐熱、耐水、機械強度などの点で優れ、工業的に大量に製造されている。
2007年メラミンが混入された中国企業製ペットフードがアメリカ等に輸出され、犬や猫が主に腎不全で死亡する事件が起きた。メラミンのラットでの経口投与による半数致死量(LD50)は 1-3g/kgで、メラミン自体の急性毒性は比較的低い。この事件ではメラミンと、メラミンに含まれるメラミン合成時の副成品であるシアヌル酸が尿中で反応し生成した結晶(シアヌル酸メラミン:メラミンシアヌレート)が、腎不全を引き起こしたものと考えられる[。メラミンはペットフード中のタンパク含有量(窒素含有量)を多く見せかけるために混入された。
2008年には中国においてメラミンが混入した粉ミルクが原因で乳幼児に腎不全が多数発生する事件が起きた。通常メラミンは水にほとんど溶解しないが、溶解補助剤により人為的に溶解性を高めていたとされる。
フリー百科辞典、ウィキペディアより引用。
中国では、脱脂粉乳や牛乳に水で薄めて、このメラミンを混入させているのである。
牛乳では人的な被害の報告が少ないが、赤ちゃん用の粉ミルクにメラミンを混ぜてタンパク含有量を誤魔化していたのである。
現に中国では、メラニン入りの粉ミルクを飲んでいた子供達が腎不全で5名が死亡している。他にも頭や顔が大きくなる症状などにも多くの人達が悩んでいるのである。
私の知り合いの中国人は、中国に住んでいる。友人達から日本製の粉ミルクを大量に買い込み、本国に送っていると語ってくれた。
日本でも赤ちゃん本舗などのお店では、一人8缶までと限定販売にしているぐらい日本製の粉ミルクが売れているのである。
また、中国では北京オリンピック以前にこのメラミンの混入事件が発覚しており、マスコミ等に隠していた事実が発覚したのである。
中国で連続する食品や原材料の誤魔化し、安全性の問題は、実は氷山の一角とも言えるのである。
経済の急成長から食品や原材料が追いつかず、売れ行き好調から業者が儲け主義で色々な化学薬品や中には、革靴を牛乳に混ぜたり、段ボールを餃子の肉代わりに混入した事件などもニュースに成っただけでも何件も発覚している。
人件費が安いからと中国から色々な冷凍食品や製品、製造品など日本に輸入されている。
幾ら、日本の商社や農林水産省など管理していても安心できないのが現状である。だから、私は輸入元や原材料の表示は勿論、これらの表示も現在は信憑性に乏しいものがある。
だから、私は食の安全こそ、視覚的な要因から味覚や触った感じの触覚、第六感を働かし、回避して欲しいと願っている。
日本でも賞味期限の誤魔化し、食材の誤魔化しなど連続的に発生している。
私も乳業メーカー「よつ葉乳業」に何度かメールし、牛乳の安全、乳製品の現在料の誤魔化しなど無いか十分に注意して欲しいと提言している。
また、牛乳が脳細胞を円滑にしてくれる働きを提唱し、成長段階にある子供達に脳と身体の健康のために牛乳を飲もうと推進している。
また、今後、日本政府やよつ葉乳業に中国や海外に牛乳(脱脂粉乳や粉ミルク)などの輸出を今後提案して行きたいと考えている。
中国では牛乳が足りず、子供達が毎日飲めないのである。逆に日本では牛乳の消費が減少したとのことで北海道の乳牛業者では絞った牛乳を廃棄して、価格の安定を図っているのである。
私は、このように大量の廃棄をするなど本当にモッタイナイことである。
だから、牛乳の持つ「カルシウム」などの栄養素に着目し、薬品(新薬)の開発に繋がらないかと構想している。
日本は、食品の60%以上を海外から輸入し、依存している。私達の毎日の食事に関わってくる問題なので、決して対岸の被害ではないのである。
今後とも食の安全、原材料などの安全に関する取り組みを皆様に提唱し、皆様のお声を日本政府にも提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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