センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

カレーが脳の老化を予防

2006-10-24 21:43:31 | 感覚
香辛料が脳細胞を保護し、アルツハイマー病を予防する可能性
【4月19日】低用量のカレーはアルツハイマー病から脳を保護しうるということが、少なくともラットでは認められている。この知見をヒトに対してどのように適応するかはまだ明らかになっていない。
新しい研究により、料理用香辛料が実際に健康に良い働きをするというエビデンスが追加された。例えば、2型糖尿病患者や高コレステロール患者においてシナモンは血糖やコレステロールの血中濃度を改善しうることが示されている。チョウジ、ゲッケイジュ、ターメリックも糖尿病の改善に有望であることが明らかに なっている。
香辛料は血流中のフリーラジカルの傷害作用から細胞や組織、また動脈を、保護するものとみられる。フリーラジカルは細胞が損傷される細胞過程の副産物である。脳におけるこの種の細胞損傷がアルツハイマー病にもつながるというエビデンスも増えている。
カレーに関するこの新規知見は、米国生理学会(APS)年次科学会議(ワシントン)で発表される。
脳とカレー
クミンまたはカレーとしても知られているクルクミンはフェノールを多く含む天然香辛料であり、フェノールはフリーラジカルによる細胞損傷を予防しうる強力な 酸化防止剤である。クルクミンはウコン根茎の抽出物であり、この中にはカレー特有の黄色い色素が含まれている、と同研究を行ったカタニア大学(イタリア) のClaudia Colombrita, PhDは記している。
カレーは、ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)として知られている酵素を誘発する。HO-1は、心疾患、糖尿病、アルツハイマー病などの様々な疾患の基礎となる炎症や組織損傷を引き起こすフリーラジカルから細 胞を保護する酵素である、とColombrita博士は述べている。
同研究では、ラット脳を種々の濃度のカレーに暴露し、 24時間後にその細胞を分析した。その結果、HO-1と他の2種の保護的酵素が検出された。しかし、高濃度のカレーでは、かなりの細胞損傷が引き起こされ、保護的蛋白質HO-1の増加は認められなかった、とColombrita博士は報告している。
同研究の結果には期待がもてそうだが、アルツハイマー病に対する保護作用のあるカレー濃度を明らかにするには、さらに多くの研究が必要である。
参考文献
Colombrita, C. American Physiological Society. WebMD Medical News: "Cinnamon Helps Type 2 Diabetes."
専門医療ニュースより引用、
カレーの香辛料は以前から食欲増進や疲労回復に効果があることは知られていた。
カレーの香辛料として使われるウコン(ターメリック)に含まれる成分(クルクミン)と、玉ねぎに含まれる成分(ケルセチン)は、ヒトの結腸ポリープに効果があることが示された。
このように、カレーは昔から健康維持の食事とされている。私も夏場の食欲が無いときや体が疲れたと思ったときにはカレーを良く食べる。それも可也な辛口である。
汗だくになりながら食べるカレーも美味しいものである。
子供の頃に私の田舎のお袋が作ってくれたシーフードカレーは本当に美味しかった思い出がある。帆立貝に烏賊や魚、アワビも豊富に入っていたシーフードカレーである。今考えるとなんと贅沢なカレーだったと思う。
インドでは何種類ものカレー粉(香辛料)を使い、独特な風味をかもし出している。つまり、インドではカレーは健康食であり、薬膳料理的な食べ物なのである。
最近の研究ではカレーの香辛料が脳細胞の傷害作用から細胞や組織、また動脈を、保護するものとみられる。
また、カレーには玉ねぎなどを使用するため、ケルセチン(玉ねぎに含まれる抗酸化剤)がカレーの香辛料のクルクミンという、物質がヒトの結腸ポリープに効果があることが米国Johns Hopkins大学医学部消化器病部門のFrancis M. Giardiello氏と、同大学およびPuerto Rico大学医学部に在籍するMarcia Cruz-Correa氏によって解明されている。
このように、一週間に一回ほどカレーを食べることは、脳細胞の保護と結腸ポリープに効果がありそうである。
他に、食欲増進によって、脳の視床下部にも良い影響を与え、発汗作用や自律神経に左右し、健康維持も可能になる食物である。
但し、なるべくはカレーの香辛料はインスタントのカレールーではなく、カレーと香辛料を体調に合わせることで「薬膳料理」にもなるのです。
また、カレーは数少ない、嗅覚を刺激する食べ物である。カレーの匂いは強烈で遠くからでも匂ってくる。
この嗅覚刺激も重要なのである。脳の疲れの改善や脳の癒し効果もあります。
カレーを食べときバジルなどの香辛料が入っているととてもよい香りが残る。
皆様も、好みの香辛料をカレールーと混ぜて食べて見て下さい。きっとカレーのイメージが変わるはずである。
これら以外にも、体調に合わせて調味すると薬膳料理となり、食欲不振、内臓の調整、血行不順や二日酔いの食事などの役割を担い、弱った内臓の回復や血行の促進に役立つ食事です。
皆様も、週に一度以上はカレーを食べましょう。健康維持と脳の活性化に役立つ食事だからです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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